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わたしは7の人 3月03日

 

額縁彫刻の下描きをするときは

木地に直接デザインを鉛筆描きして

最終的に決めた線を全体に転写する

と言う方法をとっています。

 

そうしていざ彫り始めるには

下描きの曲線に合うカーブの彫刻刀を

選び出していくわけですが

それがいつも7番カーブになる、というお話。

無意識に7番カーブを記憶しているのか

単純にわたしが描きやすい曲線が

7番カーブに合っているのか。

 

▲彫刻刀のカーブは番号順に曲線が深くなります。

1番は平刀、9番はほぼ半円になる感じ。

7番カーブはそこそこ丸いと言いましょうか。

7番シリーズの中で幅がそれぞれあります。

 

自然に描いた曲線が一定のラインになるのは

手の動きはもちろん、腕の長さから

ひいては身長や性格も関係しそうです。

きっとわたしは「7番カーブの人」なのでしょう。

ラッキー7な訳では無いのです。

数字なら8の方が好きです。

 

わたしの手持ちの彫刻刀の数は

けっして多くはありません。

そして彫刻刀の種類が多ければ多いほど

彫れるバリエーションが広がります。

色鉛筆の色数が多いと描ける世界が広がるのと同じ。

 

 

7番カーブが手に合っているらしい、と

自覚して以来、7番シリーズを揃えています。

でも、彫刻デザインによっては8番カーブや

6番カーブが合う場合も、もちろんあります。

6の人、8の人にもなりたいなぁ。

やっぱりもうちょっと種類を増やしたい・・・と

思う日々です。