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花と小鳥と女の子 闇に向かう乙女感 9月27日

 

ことしは諸事情によりいつもより早く

「小さい絵」展に出して頂く模写を

仕上げました。

 

あざみ、小鳥2羽、ギルランダイオの女の子の

4枚が完成しましたので

近々支度をさせて旅に送り出します。

(荷造りしてエージェントさんに発送します。)


今回の額縁はどれも市販のものを

改造しましたので、いつもと少し

雰囲気が違うような気がしています。

デザインが可愛らしくて小さくて、

よりメルヘンチックになったような。

絵の背景に暗い色を選んだからか

乙女感がねじくれてきたような。

変化もたまには必要、ということで・・・。


皆さまにご覧頂けるのは12月の予定です。

またご案内させていただきます。

 

 

Atelier LAPIS 展覧会のおしらせ 9月24日

 

古典技法の額縁と絵画の教室

Atelier LAPIS の展覧会のおしらせです。


10月8日(月)から14日(日)まで

銀座8丁目にあります「月光荘画室Ⅱ」で

生徒さん方の成果と講師陣の作品を

展示いたします。

わたしが講師をしております月曜日の

生徒さんも多数出品しておられます。

また、今回はわたしも小さな額縁

hori-16c-1を展示させていただきます。

お近くにお越しの際は、ぜひ

お立ち寄り頂けましたら幸いです。


どうぞよろしくお願い申し上げます。

月光荘

Atelier LAPIS

 

 

しらけて斜めなわたしだけど 9月20日

 

迷信を気にするくせに

斜に構えて「しらけ気質」のわたしは

自己啓発書籍の類は避けていました。

考えてみればそれも

コンプレックスの裏返しなのですけれど。

 

先日の楽しいお酒の席で、尊敬する人から

1冊の本を紹介されました。

「とても良い本だったよ。機会があったら

読んでみてごらん。」と何げない感じで。

著者はわたしも一度だけお会いした方でした。

「なんとなく」の斜めな態度で読み始めました。

 

顔を覚えている人が書いた本を、

尊敬する人が勧めているというだけで、

それだけで素直に頭に入ってくるのですね。

相変わらずわたしは子供っぽい・・・と

つくづく思い至りました。

もっと芯を持って柔軟にならねば。

 

わたしもトビンさんのように

穏やかで気持ちの良い人になりたい、と思います。

 

なにか活用法はないものか→だから物が増えるんでしょう 9月17日

 

金箔を手づかみできるのが便利な

カサカサ手のわたしですが

さすがに今年の猛暑では汗っぽくて

脱カサ、しっとり手になりました。

そうすると磨いた金箔など

触れませんので手袋必須です。

 

100円ショップなどで売られている

お手頃な白手袋の指先を切り取ると

金箔仕事も安心、大変便利なのですが、

さて。


切りとった指先部分はどうしたものか。

なにか活用できないかしら。

 

そう思ってしばらく置いておくけれど

結局いつも、ごみ箱にさようなら。

この布指サック、すぐ脱げちゃうのが問題です。

脱げなければ使える場面は思いつくのに。

もったいない気がする。

でも要らない。ううむ。

 

もったいないけど要らなものって

日々、けっこう沢山ありますね。

捨てるに忍びないというか。

だから物が増えるのですけれどね・・・。

 

 

Atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2018年9月 №1 9月13日

 

昨年2016年の秋に計画開始した

HAMさんのテンペラ模写と額縁プロジェクトの

第1弾が8月末にいよいよ完成しました。

フラ・アンジェリコの楽奏の天使で

作品サイズが70×30センチほどある

大きな模写です。

 

支持体にカルトンを写し、石膏盛上げの

装飾を入れて形を整えます。

2017年2月6日。

金箔を磨き終え、マスキングを剥がします。

11月13日、模写もずいぶんと進みました。

 

年が明けて2018年1月22日模写完成。

額縁の木地が届き、デザインも決まりました。


2月19日、額縁のライナーを彫刻します。


5月7日、石膏を塗り、石膏の盛上げ装飾を入れます。

額縁の完成した姿が徐々に見えてきました。

全面に金箔を貼り、繕い、磨きあげました。

ピカピカな7月23日。

そしてワックスとパウダーで古色付けです。

 

8月13日、盛夏になりました。

長い長い工程を経て、完成した作品です。

 

 

 

こうして日付と写真で工程を追ってみると

感慨もひとしおです。

このラッパの天使はプロジェクトの第一弾。

同じサイズの天使をあと2枚模写する

計画だそうです。

大変だけど楽しそう!

HAMさん、2弾3弾も期待しております!

 

atelier LAPIS

 

 

30人のお地蔵様プロジェクト 9月10日

 

お地蔵様30人を、一緒に額装しよう!

という計画が完成しました。

 

お札の様な和紙に刷られたお地蔵様は

5枚の札が1枚のシートに貼られています。

どのように並べるのが良いかな・・・と

縦に並べてみたり横に並べてみたり。

無難になってもつまらないし・・・

最終的に、1列にすることに決まりました。

そして91×20cmのお地蔵様大行列、

細長~~い額装が出来ました。

 

マットは3mm厚で安定感がありますが

額縁はシンプルな純金箔のツヤ消しで明るく軽く。

漆喰壁の床の間においても、

打ちっぱなしのモダンな玄関にかけても、

どちらも馴染みそうです。


 

それぞれ少しずつ表情も違う(ように見える)

かわいいお地蔵様、どうぞ末永くお守り下さい。

 

 

小鳥も。 9月06日

 

卵黄テンペラの模写は

ギルランダイオの女の子

黄金背景の小鳥も加わりました。


 

女の子の表情がどうにも上手くいかない。

・・・というところで

気分を変えて小鳥の華やかな翼を描いて、

尻尾が細かすぎてどうにも上手くいかない。

・・・というところで

女の子の髪の毛を描こうかなぁ。

 

あっち描いてこっち描いて

行ったり来たりしています。

 

それにしてもこのプラスチックパレットは

15年前に100円ショップで買いましたが

いまだに現役で、このパレット無しは

考えられないような相棒になりました。

100円ショップの物って長持ちしない

というイメージですけれど、

こんなパレットもありますよ。

これからも大事に使います。

 

 

突き刺さる迷信とその理由 9月03日

 

「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」

なんとひどい言葉でしょうか。

 

おそらく小学生の頃に知った迷信ですが

それ以来ずっと心に突き刺さっています。

 

迷信だから気にすることも無い!

と思いつつも、どうしても気になってしまうのです。

そして相変わらず夜のお風呂上りに

爪を切る習慣はやめていないのですから

我ながら矛盾しています。

 

迷信ってなんでしょうね。

縁起の善し悪し、ジンクスも

全世界、太古の昔からありますし。

人間の心理は単純なのか複雑なのか。

 

「世界の迷信とその理由」なんて本

ありそうですね。

ちょっと読んでみたい気がしないでもない。