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Atelier LAPIS 新規生徒さん募集のお知らせ 4月27日

 

横浜市の市が尾にある Atelier LAPIS

古典技法による額縁制作と黄金背景テンペラ画模写の教室で

新しい生徒さんを募集いたします。

月曜日の3時間 ご一緒に制作しませんか?

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ひと月に1回~4回 午前のコースは9時30分から12時30分まで

午後のコースは13時30分から16時30分まで

お好きな月曜日においで頂けます。(特別を除いて祝日は休講です。)

中世から続くヨーロッパの古典技法を使って

お好みのデザインの額縁を作ったり ルネッサンス時代の作品を模写したり

生徒さんそれぞれ個人に合わせて対応します。

美術に関して経験の無い方にも安心してご参加頂けるようお手伝いします。

金箔や銀箔を水押しで仕上げる方法を習得されたい方もぜひどうぞ。

一度ぜひご見学にいらしてください。

アトリエでお待ちしております。 

詳しくは下記のAtelier LAPIS のホームページからお問い合わせください。

http://atelier-lapis.main.jp/?page_id=8

 

 

 

 

 

お好みはどちら? 4月27日

 

金色のオーナメント。

下地はどちらも同じ着色方法ですが、

上がほんの少しのアンティーク加工

下がしっかりアンティーク加工です。

  IMG_4968

どちらがお好みですか?    

これからの季節には、上の明るい金が良いですか?

上は春夏、下は秋冬、といった雰囲気でしょうか。

 

 

縮んだ彫刻刀から考える未来 4月24日

 

わたしが愛用している彫刻刀は

イタリア留学時代に購入したスイス製の物です。

学校の彫刻授業の貸し出しも、プロの彫刻師も

ほとんどのシーンでこのメーカーの彫刻刀が使われていました。

市が尾の古典技法アトリエ Atelier LAPIS でも

筒井先生がシリーズを揃えて下さっており、

生徒さんが日々彫刻に励んでいます。

先日、わたしの彫刻刀とアトリエの彫刻刀を

何気なく並べてみたら、ずいぶんと違うのでした。

柄の長さ、刃の長さがアトリエのものは短い。

見た目は小さな違いですが、使い勝手は大きく違います。

木製の柄は、わたしの物は塗装されているようですが

アトリエの物は無塗装(恐らく)でザラリとした手触り。

ロゴの入れ方も変わったように感じます。

わたしの彫刻刀は、かれこれ20年前(!)に

購入したものですが、アトリエの彫刻刀はそれ以降。

経費削減が図られた結果の変化、なのでしょうか。

単にシリーズの違いによるサイズ変化なら良いのですが。

(わたしの彫刻刀はばら売り、アトリエのはまとめて

購入した箱入りシリーズなのです。)

 

新しく開発される材料--発色の良い絵具や環境に配慮された

塗料、接着剤--は日進月歩で素晴らしい反面、

道具や古典手技法の材料は「昔より今が良い」は

残念ながら耳にすることがあまり無いようです。

ヨーロッパではボーロやニカワ、日本では胡粉も

昔のように良い物を手に入れることが難しくなってきている・・・

メノウ棒の品質も変化しているような気がします。

50年後には、いったいどうなっているのだろう?

2本の彫刻刀を眺めながら、複雑な気持ちの午後でした。

 

 

Atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2017年4月 4月20日

 

久しぶりのatelier LAPIS の様子です。

IMさんの新作が完成しました。

ラファエル前派ウォーターハウスの模写に合わせて

当時の額縁のデザインと雰囲気で。

溝加工の入ったモールディング木地を組み、中央には丸を、

四隅の角には四角の凹みを彫り、

そこに嵌めるオーナメントを彫ってはめ込みました。

レッドオーカーを塗ってから、金色の油性塗料を重ねます。

仕上げにワックスでほんの少しの汚しをかけました。

まるで当時の作品のように仕上がりました。

IMさん、素晴らしい模写作品にピッタリの額縁を

仕上げて下さり、ありがとうございます。

次のロイスダール風景画模写の額縁も期待しております!

 

 

ぴぐもん 4月17日

 

先日、天王洲アイルへ行く機会があり

咄嗟に思い出したのが「pigment」と言うお店のこと。

伝統画材のショップで、一昨年の夏の開店以来 ずっと気になっていたのです。

なにせ膠、顔料、そしてZECCHIの商品

–メノウ棒、箔道具やモルデンテ–を扱っているのですから。

出不精のわたし、なかなかたどり着きませんでした。

 

ところが、なんということでしょう。

定休日でした。わー・・・。

 

仕方なくウィンドウから覗き見、凝視。

あれに見えるはZECCHIのロゴと商品です。

ルフランのボーロ、赤以外に黒も見えます。

ずらりと並んで飾ってある顔料の美しいこと。

チューブ入りの水練り顔料、欲しかったなぁ。

 

なんとも、もどかしいばかりでした。

夏が来る前に、お店が開いている時に きっとまた来ますよ!

とお店の皆さんに向かって つぶやきました。

こちらを見ていらっしゃいます。

覗きすぎて挙動不審でしたでしょうか・・・すみません。

pigment tokyo (月曜・木曜休み)

pigment tokyo online shop-zecchi

 

彫刻は磨くか否か 4月13日

 

イタリア留学時代、彫刻の授業で先生は

「彫刻は紙ヤスリでは磨かないよ」 とおっしゃっていました。

当時は「なるほど、そうなんだな」 と思っただけでした。

木地のままで仕上げる場合(石膏をかけない場合)は

彫り跡を残した方が美しいと感じます。

紙ヤスリをかけるとノッペリとした印象になるような。

でも、彫刻の上に石膏をかける場合は

紙ヤスリをかけた方が美しく仕上がると思います。

木地が整っていれば石膏も均一に塗れますから。

とはいえ仕上がりイメージやデザインによります。

木地仕上げだとしても、ツルリと整ったデザインの場合は

もちろん紙やすりを数種類使って磨き上げます。

結局のところ・・・好み、そして臨機応変と言うことでしょうか。

とりとめのないお話になってしまいました。

 

 

気迫で勝負 4月10日

 

制作中、たまに「材料との勝負」を感じる事があります。

広い面の石膏塗りや細かい箔置きなど、ちょっと困難な場面でも

「さあ、わたしの言う事を聞きなさい!」 という気持ちで迫ると

石膏や金箔が素直になってくれるような気がします。

材料との勝負。負けられません。

そんな時のわたしの表情や目付きは恐ろしそうで

お見せできそうもありません。

 

結局のところ、額縁制作に限らず様々な場面で

いかにあきらめないか、我慢するか

「自分との勝負」なのですけれども・・・。

 

 

夜のサングラス作戦 4月06日

 

純金箔を貼って、3枚4枚と額縁をメノウ磨きしていると

肩こりもしますが、一番疲れるのは目です。

黄金の反射光は後頭部まで刺さるような(大げさですが)

強力な光です。

北向きのアトリエがあって、自然光での磨きだったら

もっと楽なのでしょうけれど、箔磨きは夜になる場合が多いのです。

わたしのテンペラ画の先生のおひとりは、

夜に(つまり蛍光灯下で)金箔を磨くときはサングラスをなさるとか!  

わたしは作業後にうす暗くしたお風呂で、

ゆっくり温まりながら 目に手を当てて眼球も温めます。

これが効きます。

そして肩には「おきゅ膏」を貼って、おやすみなさい。

 KIN-1

でもやっぱり、次回「夜のサングラス作戦」トライしてみます。

目は大切にしたいです。  

 

 

ルソーは見たのか 4月03日

 

まだ桜が開花する前のころ、

深大植物公園に行きました。

晴れた春、散歩日和です。

 

この植物公園にはとても大きな温室があります。

久しぶりに入ってみた室内は、外と打って変わって熱帯植物の世界。

まるでルソーの絵に入ったような気持ちになったのでした。

バナナ。

果実はとても身近だけれど、木そのものは遠い植物。

迫力もあって、ひときわ南国を感じさせます。

 

帰宅後にルソーの絵を検索して見たのですが

描かれているバナナの木は、なんだかちょっと違うみたい。

まるで普通の広葉樹にバナナ風の大きな葉が付いているだけのような?

 

ルソーのバナナはルソーだけが見た夢の中のバナナ。

なのでしょうか。

Fight between a Tiger and a Buffalo, 1908   

Henri Rousseau (French, 1844-1910)

The Cleveland Museum of Art