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Scatolina del’arte povera 11月27日

 

わたしの小さいもの好きは相変わらずです。

小箱作りもその延長線。

大学時代に親しくなって 今も変わらず大切な友人4人には

誕生日にちょっとした手作りのものを差し上げたいと思っています。

今年は小箱をえらんでみました。

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ひとりひとりの好みと わたしの中でのイメージとをミックスして

色とデザインを考えて・・・

手作り と言っても実は「arte povera」の方法です。

diario 2011.10.8  arte povera 

小箱木地にアクリルの下地 そして色を塗り 印刷物コピーの切り抜きを貼りつけ。

部分的に補彩といいますか 色を足しています。

クラッキングニスで少しアンティーク風にして

厚めにニスをかけて完成です。

印刷物を使っていますので 個人の楽しみの範囲内で。

上の写真 ひとつは自分用に試作してたものです。

5つぎっしり並ぶ姿を見ると 乙女チック過ぎたでしょうか(笑)。

まぁ小さなものですし 笑って納めてくれることを期待します。

 

空の箱をプレゼントするのも変ですね。

そんなわけで中にはバスキューブを入れました。

小箱のサイズぴったりで良い香りがしています。

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借り暮らしのヒヤ子 11月24日

 

我が家では「ペットは飼わない」という暗黙の約束があります。

でも植物は別です。

家族それぞれが可愛がっている植物(盆栽やら茶花や庭木)があって

わたしはもっぱら自室で楽しめるような小さな植物を少しだけ。

以前紹介した花月とクマヤナギの盆栽はすっかりペットになっています。

なでたり話しかけたり・・・人が見たらあやしい行動ですね。  

 

そして11月からあたらしくヒヤシンスの水栽培を始めてみました。

小学校の理科の授業で育てて以来のヒヤシンスです。

 

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水栽培用のポットに「デルフトブルー」という球根を準備して

球根のおしりギリギリまで水を入れたら

ひと月ばかり冷蔵庫で借り暮らしをさせます。

寒さにさらすことで球根が目覚めるのだとか。

 

無事に根が育ち芽が出ることを期待しつつ

作業部屋の冷蔵庫へ籠ってもらったヒヤシンス

名付けて「ヒヤ子」さんです。  

11月末の今はようやく根がのびはじめたところ。

もうしばらくしたら冷蔵庫の借り暮らしも終わって

日光を浴びて育ち年明けからは花を咲かせてくれるはずです。

さあこの冬が楽しみになって来ました!    

 

 

La nostalgia in Italia 2011 Venezia -Organo della Basilica di San Giorgio Maggiore- 11月20日

 

イタリアの郷愁 2011 ヴェネチア -サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂のオルガン-

 

ヴェネチアの中心サン・マルコ広場から運河を挟んだ目の前に

サン・ジョルジョ・マッジョーレ島があります。

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(写真はITALYINGさんより)

wikipediaよりお借りしました

(写真はwikipediaより)

 

船バスに乗って数分 すぐに到着します。

島の小さな船着き場からの眺めは まさにカナレットの絵そのものなのでした。

カナレットもきっときっと来たはず。

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Canaletto, Return of the Bucintoro to the Molo on Ascension Day, c. 1732, Oil on canvas, 77 x 126 cm, Royal Collection, Windsor

Canaletto, Return of the Bucintoro to the Molo on Ascension Day, c. 1732, Oil on canvas, 77 x 126 cm, Royal Collection, Windsor

 

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1610年に完成したという真っ白なファサードのサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会は

フィレンツェとは全く違う趣です。

フィレンツェでは「真っ白」の建造物を見かけることはほとんど無く

歴史的建物は灰色の荒削りの石 またはバラ色やペールグリーンの

大理石モザイクが印象的です。

ここでもまたイタリアの地方色の濃さを感じます。

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フィレンツェの質実剛健とも ローマの絢爛豪華とも違う

ヴェネチア特有の明るく軽やかな美しさ。

パイプオルガンのパイプさえもヴェネチア風に見えてきます。

このオルガンが奏でる音もきっと明るい響きに感じるのでしょう。

未だに心のどこかに「パイプオルガン奏者になりたい」という

夢があるわたしです。

人生はあっという間・・・

 

 

 

 

Atelier LAPIS 「心の窓」展 終わりました 11月17日

 

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銀座のギャラリー林で 11月1日からはじまった Atelier LAPIS の展覧会

「心の窓」展は 16日の日曜日に無事終了することができました。

お忙しい中ご高覧くださった皆様 ありがとうございました。

また素晴らしい作品を出品してくださった生徒の皆様 講師の先生方

ありがとうございました。またお疲れ様でした。

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今回の展覧会は筒井先生を中心とした企画準備から

生徒さんが積極的にご参加くださり

また筒井先生と奥秋先生によるワークショップも開催され

そして何より 作品がそれぞれ個性的でアイディアも豊富

とても内容の濃い充実した展覧会になりました。

月曜の生徒さん3人 上からIさんFさんMさんの作品です。

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この展覧会で一区切り。

皆さんそれぞれにもう次の制作に取り掛かっておられます。

また完成を楽しみに わたしも新しい表現を探そうと思います。

 

この diario(ブログ)のカテゴリーに新しくatelier LAPIS を作りました。

左の欄 カレンダーと「過去のdiario」の下にある「カテゴリ」の

「atelier LAPIS」からご覧ください。

 

 

 

小さい小さい絵展 2014 11月13日

 

毎年恒例で出品させていただく小さい小さい絵展も

今年で第20回を迎えるそうです。

わたしも15回目の出品となり 記念の年

とても嬉しく思っています。

 

昨年に出品したもの2点に 今年描いたもの5点を加えました。

暮も間近でお忙しい時期ですが 池袋にお出かけの際には

どうぞお立ち寄りくださいませ。

よろしくお願いいたします。

2014tobu2

「第20回 小さい小さい絵展」

11月27日(木)~12月10日(水)

池袋 東武百貨店6F1番地 美術画廊内 絵画サロン

http://www.tobu-dept.jp/index.html

 

もうですか? 11月10日

 

11月になってすぐ 近所のスーパーマーケットへ行ったら

すでに山積みになっていました。

イタリアのクリスマス菓子 PanettoneとPandoroです。

さっそくひとつ買い物かごへ入れました。

クリスマスのいろいろ商戦 年々早くなっている気がします。

きのう通りかかったお宅では すでにイルミネーション点灯していました。

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「もうクリスマスの準備でパネトーネですってよ 天使ちゃん!」

「待ちきれずにクリスマス前に食べちゃうでしょ きっと!」

 

 

日本民藝館所蔵 バーナード・リーチ作品集 11月06日

 

先日購入したのはバーナード・リーチの作品集です。

19世紀末から20世紀前半に活動していたイギリス人作家。

リーチというと わたしにとっては陶芸家のイメージでしたが

画家から出発した人で 日本とも深い縁があったとか。

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ぱらぱらとページをめくっていると 版画やデッサンが

額縁に納められている写真がいくつかありました。

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どの作品も 最近の額装のようにマットに入れてないのが印象的です。

作品がガラスにぺたりと接しているのでしょうか?

 

それにしてもクラシックな額縁が素敵です。

3枚目の写真の 白いひび割れのような仕上げは もしかしたら

卵の殻をこまかく砕いて貼り付けた装飾かもしれません。

ウワサには聞いていたのですが 実物に作品が納められ

使用されている様子の写真を見るのは初めてです。

 

そしてこの額縁。

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リーチ自身がデザインした額縁だそうです。

おそらく額縁の制作は額縁職人の手によるものでしょう。

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この市松模様(のような)はどのように表現されているのか

銀箔が使われているのか 彩色なのか・・・?

ぜひ実物を鑑賞してたしかめたい。

秋深くなってきた東京 駒場の日本民芸館を

そのうち訪ねてみたいと思います。

 

 

データ:「日本民藝館所蔵 バーナード・リーチ作品集」

日本民藝館学芸部 編集

株式会社 筑摩書房

2012年6月19日 初版第1刷発行

 

 

La nostalgia in Italia 2011 Venezia -Extra 16 Pianta coraggiosa?- 11月03日

 

イタリアの郷愁 2011 ヴェネチア -番外16 ど根性植物?-

 

迷路のように入り組んで細い路地がつづくヴェネチア。

中庭のあるようなお屋敷に住めば別としても

街中で植物を見かける機会はあまり多くありません。

それはイタリアの古い街はどこも同じですけれど。

 

きょろきょろと見回しながらカメラを向けて

観光客の見本のような格好で路地散策をしていると

不思議な風景も沢山見かけました。

建物がお互いを支えあう梁 その上に

ど根性植物発見です。

日本ではアスファルトの隙間で必死に育った大根などが

「ど根性大根」なんて話題になりましたけれど

ヴェネチアの路地上にもひっそりけなげな子が生きています。

仲間がいるので励ましあっているでしょうか。

それとも少ない水を取り合うライバル?

がんばって生きておくれ!とエールを送りました。

coraggio