diario
変化に向かって 10月31日
最近わたしの友人の間ではおめでたいことが沢山あって
結婚を控えている人が数人 出産を控えている人も数人います。
彼女たちの共通点は もちろん幸せで溢れ出す笑顔です。
でも同時に不安もそれぞれあるようです。
結婚・出産は女性にとって生活の変化が大きい出来事。
自分一人の人生では無くなって 責任も増えますから当然でしょう。
それでも「きっと大丈夫」「やってみなければわからない」と
前向きに強い気持ちで 将来を見据えています。
人生の変換期に立つ彼女たち(大げさでしょうか)は
とても頼もしく感じました。
あっちもこっちも 10月27日
毎年秋になると 額縁の仕事と並行して
卵黄テンペラの小品をいくつか作ります。
12月の恒例となった「小さい小さい絵」展に
今年もまた出品させていただく準備です。
さくらんぼの絵を描きつつ
同時進行で黄金背景の女性を描いて
これらの作品に合わせた額縁も作りつつ・・・
あっちもこっちも。
飽きっぽい性格?・・・それも否定できませんけれど。
少しずつ進めるのが好きなのです。
トゥールーズ=ロートレック展 10月24日
丸の内にある三菱一号館美術館で開催中の
「トゥールーズ=ロートレック展」に行きました。
ロートレックと言えばパリの夜をモチーフにしたポスター
というイメージが先行していたのですが
今回はパステルはもちろん 油絵やデッサンの展示もありました。
いまさら言うまでも無いことではあるのですが
線の一本一本の太さ 濃淡 流れ・・・
どれをとってもこれ以外無いと言い切れるような完璧さで
もう「有無を言わせない圧倒的な上手さ」としか表現できない
ロートレックの才能に感嘆しました。
展覧会場を後にしてもしばらくは夢見心地でした。
こればかりは直に観て頂くしかありません。
お時間とチャンスがある方はぜひお出かけください。
三菱一号館美術館 http://www.mimt.jp/
展示による印象変化の楽しみ 10月20日
6日にお知らせしました 銀座にあるギャラリー・オカベでの
「白石昌夫展 -水性絵の具による- 」が月曜日から始まりました。
今回は展覧会の搬入もほんの少しお手伝い出来ました。
まずは梱包を解いて壁際に並べ 一先ず様子を見ます。
それから イメージに合わせて並べ替え
壁につり金具を設置して吊るし ライトを調整。
最後にキャプションを取り付ければ完了です。
白い壁にライティングされ 整然と並んだ作品群は
作業中に工房で見ていた表情とまた違い
迫力も美しさも際立って迫ってきます。
画廊の「整えられた環境」での鑑賞イメージと
昨日まで工房で見ていた時のイメージの違いを感じるのも
搬入後のひとつの楽しみです。
展示は22日土曜日まで
銀座のギャラリー・オカベで開催しています。
作家の食卓 10月17日
先日 美術館のギフトショップで見つけた本です。
「作家の食卓」とある通り 23人の作家が好んだメニューや
行きつけだったレストラン その逸話が載っています。
石川淳は毎日200gのステーキを3枚欠かさず食べていた!とか
壇一雄は起きたらまずビールを飲む・・・とか
色川武大は一日6食の大食漢だった などなど
その作風とのギャップ(?)に驚くような大家から
森蓉子がつくった「ヨロンどんぶり」なるもののような
「これは美味しそう!」と真似したくなるメニューまで盛り沢山。
下の写真は澁澤龍彦の自宅の食卓風景です。
あま鯛のから揚げが好物だったとか。
写真の料理がおいしそうなのはさることながら
さすが澁澤龍彦の家 家具や装飾品も素敵です。
データ : 「作家の食卓」
コロナ・ブックス編集部
株式会社 平凡社
2005年7月25日 第1刷発行
gibier 10月13日
食の秋をたのしんでいらっしゃいますか?
ジビエ料理(gibier)がおいしいレストランで
珍しいお肉をいただきました。
メニュー表にはウリボー。
「瓜坊」と気づくまでしばしの間。
サクサクとした思いがけない歯ごたえの良さと
しっとりとした柔らかさで とても美味しくいただきました。
我ながら残酷・・・とおもいつつ
あの可愛らしい瓜坊の姿を頭から追い出しつつ
なんともかんとも 辛く幸せな夜になりました。
怒っているの? 10月10日
近所を散歩中に会ったねこです。
美しい座り姿だったので 写真を1枚。
撮れた写真を見てみたら・・・睨まれていました。
「ワタシに喧嘩を売る気ですか?!」とでも言いたそうです。
お邪魔してしまいましたね。ごめんね。
白石昌夫展 10月06日
再来週の10月17日から始まる
「白石昌夫展 -水性絵具による-」の額縁を12点
作らせていただくことになり ただ今制作追い込みです。
たいへんシンプルでガラスも無い「木枠」のような額縁ですが
アトリエでの制作風景を再現したい とのご希望で
作家ご本人によるデザインの額縁です。
材料研究を続けてこられた方ならではの
美しい色の構成画面は神秘的です。
銀座にお越しの際は ぜひお立ち寄りください。
「白石昌夫展 -水性絵具による-」
GALLERY OKABE ギャラリー・オカベ
http://www.galleryokabe.co.jp/front.html
いよいよ 10月03日
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10月になり空がすっかり高くなって 日暮れも早くなりました。
木犀の花も開いて 主張のある香りを漂わせています。
待ちに待った季節 秋がやって来ました。
秋のお楽しみと言えば?
葡萄に柿 栗 秋刀魚 キノコと美味しい物が沢山。
ブーツやタートルネックのセーターで装うのも楽しみ。
素敵な展覧会を観て 美味しいランチでもしましょうか。
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