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額縁の本 クラウス・グリム著「額縁の歴史」 6月30日

 

私が額縁を意識し始めたのは大学生の頃でした。

それまで漠然と「作品に付随しているもの」程度に思っていました。

卒業制作の黄金背景テンペラ画の模写がそろそろ完成する頃

「額縁を付けるべきか否か?」でようやく意識が額に向いたのです。

丁度その頃に大学図書館の新着コーナーで見つけたのが

今日ご紹介するクラウス・グリム著「額縁の歴史」です。

ヨーロッパにおける額縁の歴史 問題点 地方別時代別のデザインなど

モノクロではありますが写真も豊富に判り易く解説されています。

1995年出版ですが今はすでに絶版となっており残念です。

図書館などには入っているようなのでご興味のある方は

取り寄せてぜひご覧下さい。

額縁についての一通りを理解しつつ 更に額縁についての

ご興味もふかまるのではと思います。

この本は今も私の手元にあり(後日購入しました)

大切な「支え」になってくれています。

ここ何年かで額縁の歴史などをこの本より上手にまとめた本も

いくつか出版されていますが この本をまず一番にご紹介いたします。

 

データ : 「額縁の歴史 Alte Bilderrahmen」

      著者 クラウス・グリム Claus Grimm (前堀信子訳)

      株式会社リブロポート

      1995年9月4日 第1刷 発行

KANESEI 名前の由来 6月29日

 

お会いした多くのお客様から

「KANESEI(かねせい)はどんな意味ですか?」とのご質問を受けます。

この名前の意味をお話しますと…

指物で使う直角を測る定規を「曲尺(かねじゃく)」と言います。

この「かね」を取って「直角の出たきちんとした仕事をします!」の意をこめて

そして「せい」は私の名前の一文字を音読みして

合わせて「かねせい」なのです。

この名前を聞いても 女性一人で作っている工房とは想像し辛い

というのも気に入っているところです。

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額縁のオーダーについて 6月28日

 

KANESEIでは額縁のご注文を承っております。

ご希望に合わせてフル・オーダーメイドでお作りいたします。

製作期間として2週間以上(打ち合わせの時間は

含みません)を頂いております。

価格はサイズやデザインによって変化いたしますが

一号一万円からとさせていただいております。

 

お手持ちの大切な作品のために

どなたかへの贈り物に

展覧会に出品するためにシリーズで 

新しいお家に合わせて鏡を入れた額縁 など

KANESEIへぜひご連絡ください。

お待ち申し上げております。

はじめまして 6月27日

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古典技法額縁のKANESEIです。

主に額縁のオーダーメイドを受付け製作しています。

KANESEIの古典技法とは

ヨーロッパで作られている額縁の伝統技法です。

中世からその製作技法はほとんど変わりありません。

フラ・アンジェリコやレオナルド・ダ・ヴィンチが活躍した当時と

同じ手順ほぼ同じ材料を使って21世紀にKANESEIも額縁を作ります。

どうぞよろしくお願いいたします。