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額縁の作り方 29 ほこり大敵 7月16日

 

たいへんに久しぶりの「額縁の作り方」です。

今回はボーロ(箔下とのこ)を塗る前の準備について。

 

ボーロをつかうには、木地に石膏を塗り磨いてある

必要がありまして、この石膏地がないと

ボーロを塗っても箔が付きませんし、

またメノウ磨きも出来ないのです。

たとえば、ボローニャ石膏ではなくアクリルジェッソで

代用しようと思っても、上手くいかないのが不思議なところ。

石膏の硬度、密度、ニカワの有無など関係あるのでしょう。

 

それで、ですね。問題は石膏地は紙やすりで

きれいに磨いておく必要があるのですが

ボーロ以降の作業にはホコリや塵が大敵ということです。

磨き上げた石膏地を、さらにさらに掃除して

石膏粉や紙やすりの屑を極力払っておかないと

箔の仕上がり・・・つまり完成度に影響します。

「たかが石膏の粉でしょ?」と侮るなかれ。

 

磨き終えた石膏地は柔らかい筆で粉を払い、その後は

とにかく乾いたティッシュで拭きまくります。

わたしの経験ですと、ティッシュがいちばん柔らかくて

粉を取り除いてくれるのです。

ウエスやタオルよりきれいになるように思います。

その後、わたしは作業部屋にエアコンプレッサーが

ありますのでさらに風で吹き飛ばすのですが、

お持ちでない場合、カメラなどの精密機器を手入れする

シュコシュコ(名前が分かりません!)で吹き飛ばす!

100円ショップなどでも売っています。

▲これがいわゆるシュコシュコ

 

ちなみに掃除機で吸い取ることも可能ですがその場合、

掃除機の掃除がとても面倒になりますのでお気を付けください。

 

ここで肝心なのは石膏地だけではなくて

裏側や内側もきれいにしておくこと!

木目の中はティッシュでは取れませんから、

筆とシュコシュコを駆使してください。

木目にしつこく入り込んだ石膏紛があとからこっそり

落ちてきて邪魔をしますので、侮れません。

▲ボーロの中にホコリやゴミがあると

ボーロが粉っぽくなって箔の付きが悪くなる。

メノウ磨きのときにメノウが引っかかって箔が傷つく。

金箔を磨いた時にホコリがそのまま凹凸になって現れる。

恐ろしい結果が待っておりますぞ。

 

それからもうひとつ。

ボーロを塗ったら素手では触らないこと。

これはフィレンツェの修復学校で繰り返し言われました。

手の油分がボーロに付くと

箔置きのときの水をはじいてしまいますし

手汗などの水分でホコリが付いてしまうことも。

側面か裏面を持つようにする必要があります。

 

いちいち面倒だな、こんなのある程度で大丈夫でしょ!

・・・とのお気持ち、とてもよく分かります。

だけどひとつの工程を適当にすると、その後がすべて

「ザ・適当」になるのです。

これはわたし自身の教訓でもあるのでございます!

手を抜くべからず・・・。がんばります。

 

 

シルヴァーノのカルトッチョ 8 完成 7月13日

 

シルヴァーノ・ヴェストゥリ氏のカルトッチョ額縁

箔作業も終わりまして、これにて完成です。

箔をどこまで置く(貼る)か

どこまで磨くか磨かないか・・・悩みましたが

貝殻の内側、C字部分の内側、葉の裏側を

磨かずに艶消しで仕上げました。

派手なデザインですので、艶消しがあると

すこし抜け感ができて落ち着くかと思っています。

 

裏にあったパオラの書き込みだけは

記念として残しました。

“A SCARTOCCIO   VESTRI SILVANO”

古色付けはせず、このままで。

ひらひらと薄くて繊細な

カルトッチョらしい表現ができたのでは、と

眺めております。

シルヴァーノさん、いかがでしょうか。

 

 

摸刻の摸刻 7月09日

 

数年前につくった彫刻額縁 hori-makuha-1

のデザインでデッサン用の額縁を、というご注文を

いただきまして、制作中でございます。

 

▲以前つくった額縁を参考にしながら作業します。

 

もともとこの hori-makuha-1 額縁もイタリアの

古い額縁を参考に摸刻した額縁なのですが

今回はその自作の摸刻を参考にするわけでして・・・

摸刻の摸刻といいましょうか。

自分で作ったのに忘れている部分もあったりして

不思議な気分でした。

 

同じデザインをもっと頻繁に作っていれば

そのデザインのための作業が身に付くのでしょうけれど

そんなに機会があるわけでもない場合は

やっぱり見本や参考はある程度必要になるのでした。

 

▲彫り終わりましたらさっそく石膏!

 

この額縁も全面を純金箔で装飾して古色仕上げの予定ですが

以前の hori-makuha-1 より古色は穏やかにしようと思います。

もうすこし繊細な雰囲気の額縁になる予感です。

 

 

シルヴァーノのカルトッチョ 7 箔作業 7月06日

 

黄色ボーロ一色でいこうと決めた

シルヴァーノ・ヴェストゥリ氏のカルトッチョ額縁

ひっぱり続けましたがようやく

いよいよ箔作業の朝です。

 

わたしの黄色ボーロは赤ボーロに比べて粒子が荒いのか

粘りがないのか、カサカサとして箔が付きにくいのです。

なのでまずは念入りに1層新たにボーロを塗りまして

▲ボーロの質は色によるものなのか分かりません・・・

メーカーやロットによっても違うかもしれません。

 

内側からはじめます。

問題は外側の立体的な葉の部分です。

なにせ3Dですし奥に深いので、箔の大きさやら

置き始めの場所やら考えてグズグズしておりますと

あっという間にメノウ磨きのタイミングが来てしまって

箔を置きながら磨きながら同時進行です。

▲一日作業してもここまで。

遅い自覚はありますけれども、なんともはや。

 

でも徐々にコツがわかってきましたよ。

やはり箔は小さめに切った方が小回りが利いて

複雑な凹凸にも置きやすいようです。

 

翌日には箔置きも終えようと思います。

 

 

ふくれた顔で見上げたから 7月02日

 

昨年2019年の・・・いつだったかに

思いついて作りはじめた小さな額縁は

途中でなんだかやる気がなくなって

箱に入れたまま隅っこに置いていました。

 

昨日ひさしぶりに箱を見かけて思い出し

ふたを開けてみたら、額縁がむっとした

ふくれっ面でわたしを見上げたのでした。

(そんな気がしたのでした。)

ひさしぶりに見ても、やっぱりあまり

やる気はおきないのだけれど、あまりにも

いじけた風情だったので再開を決めました。

可愛そうなことをしました。

「ごめんね、仕上げますからご機嫌直してね。」

などと話しかけながら(変ですね、自覚しています)

彫り進めました。

▲この「小さな葉と実の集まり」がすこし・・・鳥肌。

いやいや、こういうデザインなのですよ。

 

デザインの細かさに対して木材が柔らかすぎて

それがやる気の起きない原因だったのです。

まだ仕上がっていませんけれど、なんとか

雰囲気は出てきました。

掃除して整えて、金箔を貼って仕上げるつもりです。

 

 

シルヴァーノのカルトッチョ 6 ボーロの冒険 6月29日

 

シルヴァーノ・ヴェストゥリ氏のカルトッチョ額縁

しつこく続けます。

思い返してみれば、自分が彫った木地以外に

一から石膏を塗って磨いて、と作業をするのは

初めてです。それだけに緊張するといいますか

彫刻した方への敬意をもって作業をしたいと思います。

 

それで・・・問題はボーロの色選び。

前回は黄色ボーロをベースとして4回塗り終えました。

その上に、凸部分に赤か暗赤か茶色か

とにかくもう一色のボーロを塗ろうと思ったわけです。

それが一般的な方法ですのでね。

で、思い出したのは先日得た知識

「フィレンツェでは茶色のボーロが多い」です。

茶色を塗って無難にいくかな。でもなぁ。

 

今回の額縁は、とにかく軽く薄く、を目指しています。

ボーロの色は箔の仕上がり色にも大変影響します。

茶色は重いし、赤だと派手だし、どうしたものか。

それで・・・黄色ボーロのみで箔を置いたらどうだろう、

と思ったのです。

▲前回に塗り終わった黄色ボーロ。

 

愛読書(?)の「Repertorio della cornice europea

をぱらぱらと見ていますと、こんな額縁を発見しました。

▲これもいわゆる「カルトッチョ額縁」と思われます。

 

解説に「preparazione a bolo giallo.」とあります。

「黄色ボーロで金箔下地をつくった」ということ。

それもフィレンツェでつくられた額縁で。

ふむふむ、ならば今回も黄色だけでも良いのではないか?

 

しつこく悩んだ挙句、金箔下地のボーロはこのまま

黄色一色で行くことに決定いたしました。

黄色ボーロで箔置き・・・じつは苦手なのですよ。

だけど、まぁこれも経験、練習です。

 

次回、箔置き開始です。さらにつづきます・・・。

 

 

修復の修復 6月25日

 

18世紀フランスの美しいデッサンが入っている

古い額縁の修復をしています。

欠けたり亀裂が入っている部分に

ウサギニカワを注入して留めて

ボローニャ石膏を足して整形します。

▲いつのとおなじレシピで作った石膏液を

 細い筆で繰り返しのせて欠損を埋めます。

 

上の写真の涙型の彫刻部分、

石膏が欠け落ちて木地が見えています。

以前の修復(修理)で、目立たないように

木地に金色のペイントを塗ったのですね。

今回はこれら「古い修復跡」の修復もします。

石膏で形を整えてボーロを塗って、

周囲と同様に純金で装飾して色合わせをします。

 

修復の修復って、じつは結構あります。

オリジナルに負担をかけないように

できるだけ美しい姿に近づけたいと思います。

 

 

シルヴァーノのカルトッチョ 5 黄色ボーロ 6月22日

 

シルヴァーノ・ヴェストゥリ氏のカルトッチョ額縁

制作を続けます。

ボローニャ石膏を塗り、紙やすりで磨きます。

なにせ薄くと心がけたものですから

ちょっと磨けばすぐに木が出てしまう。

でもこれは仕方なし。

あまり気にしすぎてドツボにはまってはいけません。

端先、葉のなめらかなカーブはきちんと磨き

丸の連なりは表面をかるく研ぐ程度で

隙間をひとつづつ磨いたりしません。

葉の裏側も貝の内側もぬりっぱなしです。

ただ、そうして磨きのメリハリをつける

(手抜きともいう・・・)ためには

正しい濃度の石膏液を適量、適度な厚さで

塗っておく必要があります。

 

つぎは金箔下地のボーロです。

この額縁のように凹凸がはげしいものには

とにもかくにもまず黄色のボーロを塗ります。

▲シャルボネ製の黄色ボーロ、黄色というかオレンジ色

 

これまた薄溶きの黄色ボーロを4回塗って終えます。

▲葉の裏側などにもぬりました。

 

そしてつぎ、黄色の上に塗るボーロは

明るい赤か暗い赤か、はたまた茶色にするか。

そこでふと思い出しました。

またまたつづきます・・・。

 

 

オークションのオンライン見学 6月18日

 

フィレンツェにあるオークションハウスPandolfini では

古い額縁専門のオークションがあります。

▲2018年4月に行われた額縁オークションのカタログ。

これは終わった後の11月に古書店で買いました。

 

今年2020年6月17日の現地時間10時から

額縁専門オークションが開かれましたので

オンラインで見学しました。

▲Pandolfini(パンドルフィーニ)の

インスタグラムよりお借りしました。

美しすぎてうっとり。額縁天国!

 

▲パンドルフィーニのオークションサイト

16日午前10時よりオークション開始です。

 

オークション開催前には実物が公開展示され、

オンラインカタログでは詳細な写真を見ることができます。

不明な点は電話で問い合わせれば答えてくれるとか。

 

▲オンラインカタログで出品作品の詳細を見ます。

 

当日、開始時間にパスワードを入れてログインすると

オークション会場の中継を見ながら入札することができます。

▲中央の女性が進行役。下の画面に入札価格が続々と入る。

入札が終わると木槌で「カン!」と打って落札を知らせる。

 

入札は会場にいるお客さんに加えて電話でする人

そしてオンラインでする人といて3つの方法で進められます。

表示価格より少し安いところから始まって、

人気の額縁は桁が変わるほどの競り合いになって

見ているだけで戦々恐々、ハラハラします。

テレビや映画で見ていた世界なのです。

 

約2時間で総数183枚の額縁が競り落とされました。

欲しいものを落札するには素早い判断と度胸が必要!

慣れと自制心も必要かもしれません。

 

大変に面白い社会見学でした。

いつか現地の会場でも見てみたい。

そして入札してみたい・・・ような怖いような。

 

 

携帯用フォトフレームについてしばし考える 6月15日

 

イタリア・フィレンツェにいる

わたしの額縁師匠パオラとマッシモから

日本の友人へのプレゼントを預かっています。

革でできた額縁。フォトフレームです。

このコロナ禍があともう少し落ち着いたら

お渡しする予定なのです。

 

2月の滞在時、工房で帰国のあいさつをしていたら

パオラが「そうだ!市場で買ったばかりだけど

これを渡してちょうだい!」と急きょ預かったのでした。

なのでまだ手入れもされていない状態です。

▲擦り切れたり傷がついていたり。汚れもあります。

 

左の青はフィレンツェの Pineider製、

右の緑はローマの A.Antinori製、

どちらも老舗、かなり有名店のものです。

(わたしも欲しい・・・でも預かり物。)

眺めていたら修理魂がムラムラ、

もう少し見栄え良くしてさしあげましょう・・・。

まずは固く絞ったウエスでかるく水拭きしてから

絵の具で補彩をしました。

 

▲こちらは濃い緑、もうひとつは深い青

補彩は濃い色のほうが薄い色より難しくありません。

 

そして少しのワックスで磨いて、これでどうでしょう。

まだ傷跡は見えるけれど、まぁぼちぼち。

▲緑にはガラスが入っていましたが荷物で割れてしまい

アクリルに交換しました。青は元から入っていた透明シート。

 

革のフォトフレームは軽くて薄くて丈夫です。

外国の方は長いバカンスに大切な写真を持っていきますよね。

これはきっと携帯用のフレームなのでしょう。

携帯用フォトフレーム・・・わたしも作ってみようかな。

すてきな布袋に入れたりして、良さそう良さそう。

でも、問題は薄さと軽さですね。ふむむ。

 

 

シルヴァーノのカルトッチョ 4 さらに考えた結果 6月11日

 

悩みが尽きないシルヴァーノのカルトッチョ木地です。

いつかこの額縁木地を見本にして摸刻したいと

企んでいるわけですが、それには木地のままが良い。

だけど。

シルヴァーノ氏はこの木地を彫るときに

石膏を塗ってボーロを塗って金箔で仕上げるという

次の作業を考慮していたはずです。

彫りの深さは仕上げによって決まるのですから。

 

ということは、やはりこれは本来の目的通りの

箔仕上げにするのがベストだろう、との結論に至りました。

やれやれ、悩みすぎましたけれど。

 

そうと決まればまずは下ニカワを塗りまして

▲目留めのためにウサギニカワを木地に塗ります。

濡れ色になりました。

 

かなり薄く溶いたボローニャ石膏溶液を

これまた薄く塗り重ねます。

とにかく液溜まりができないように

全体の厚さが均一にムラなくぬれるように

水分の表面張力を利用して塗ります。むずかしい。

▲石膏液の濃度は生クリームくらい。

もちろん泡立てる前の生クリーム。

細めの丸筆を使います。

 

4層塗って終えました。

これ以上でもこれ以下でもない、と思える厚さ

・・・のつもりです。

つぎは恐怖の紙やすり作業です。

 

 

取りもどす 6月08日

 

6月がはじまって、さまざまなことが

再開しました。

市が尾の古典技法教室 Atelier LAPIS も

1日から講座が再開になりました。

 

3,4,5月とお休みしているあいだに

3分の1の生徒さんが退会なさいました。

新幹線通学してくださっていた方

ご病気があった方、都心を通るのが不安な方

退会理由はどれも理解できるものばかりでした。

これからどうなるか・・・再開したいけれど

また休講になるかもしれません。

でもぐるぐる考えていても仕方がありません。

ここ数か月で対応も学びました。

出来る限りの予防をして、いまは前向きに。

そして何よりおだやかに。

日々の感覚を取りもどそうと思っています。

 

 

シルヴァーノのカルトッチョ 3 考えた結果 6月04日

 

シルヴァーノ・ヴェストゥリ氏のカルトッチョ額縁

イタリア・フィレンツェの額縁スタイルのカルトッチョ。

そのつづきであります。

 

分厚い石膏で繊細さがかくされていた彫刻木地、

一晩悩みましたが、石膏をすべて取り除くことに

意を決しました。

 

ボローニャ石膏は水溶性ですので、何年たっていても

水分を与えれば溶解します。

全部を取り除くとなれば、もう全体を濡らすしかありません。

たらいに入れた水をまわし掛けながら慎重に作業します。

修復用のヘラと歯ブラシを使いました。

▲水に漬け込んではいけません。

水を流しかけてはやさしくこすって取り除く。

慌てず焦らず赤ちゃんを沐浴させるような気持ちで。

 

濡らしてしまったことで木がふやけてケバ立ったり

膨らんでしまったりするのは仕方のないこと。

ですが紙やすりはかけません。

 

ちなみに

この木地は比較的新しいので直接水をかけても耐えられますが

古いの額縁修復時などにこの方法は使えません。

コットンで湿布をして石膏を柔らかくします。

くれぐれも古い木地にはご注意ください・・・。

 

一晩乾燥させてから彫刻刀でケバを取り除きます。

▲奥や葉の裏側など取り除けなかった石膏があります。

でもこれ以上の水の作業は負担です。

 

彫刻刀の素早い動きも感じられるような

シャープな切り口、繊細なラインが復活しました。

さて。

石膏をさらに取り除いてワックスを塗って

木地のまま仕上げにする選択もあります。

シルヴァーノ氏の彫刻を愛でるならそれもあり。

どうしよう、なにがこの額縁木地にベストか・・・。

 

さらに悩みはつづきます。

 

 

額縁の本「THE SANSOVINO FRAME」 6月01日

 

ひさしぶりに本のご紹介です。

「THE SANSOVINO FRAME」

ロンドンにあるナショナルギャラリーで2015年に

開催されたサンソヴィーノ額縁展のカタログです。

サンソヴィーノ額縁とは、主にイタリアの

ヴェネツィアで作られて流行した額縁デザインです。

下記にカタログ裏表紙の解説(機械翻訳)を添付します。

「16世紀後半のヴェネツィアでは

これまでに考案された最も独創的な額縁が作成され、

大胆な巻物、グロテスクなマスク、

人物が彫り込まれ装飾されていました。

彫刻家であり建築家でもあるジャコポサンソヴィーノに

ちなんで名付けられたこれらは、華やかで複雑なものから

静かで繊細でシンプルなものまでさまざまです。

ナショナルギャラリーでのサンソヴィーノフレームの

展示に伴うこの本では、作者は30を超える例、

採用された材料と技法およびそれらと図面、

版画、現代的な装飾、家具、木製の天井、

漆喰の丸天井との関係について説明しています。

16世紀のヴェネツィア。

この権威ある研究は、収集と展示の歴史、

そして特別なタイプの家具の理解に貢献します。」

▲裏表紙に上記が書かれています。

▲前半は歴史や解説、後半には展示された額縁の詳細

 

数年前にサンソヴィーノ額縁を作ってみて

その難しさと魅力をおおいに感じました。

▲2019年4月に完成させたサンソヴィーノ風額縁

平面的なリボン状の巻物とウロコ模様が

サンソヴィーノの分かりやすい特徴です。

 

展覧会をご覧になった方々も、きっと

ゴージャスでありながらすっきりと洗練された線、

すこし男性的とも感じられるデザインを楽しまれたでしょう。

こうした「額縁の展覧会」を公立の美術館で開催されるのが

羨ましい限りです。

人々の意識、興味と理解の違いは額縁史の長さの違い。

日本でも額縁に興味を持ってくださる人を増やすため、いつか!

 

この展覧会を見ることは叶いませんでしたが

カタログを眺めつつもうひとつ

ちいさなサンソヴィーノを作る計画を練っています。

 

「THE SANSOVINO FRAME」

The National Gallery

2015年発行

 

シルヴァーノのカルトッチョ 2 どうする? 5月28日

 

欠けてしまった木片を接着して

亀裂にはボローニャ石膏を塗ったところの

カルトッチョ額縁です。

 

乾いた石膏を磨きつつ、彫刻刀で分厚い石膏を

リカットしてみたのですが

▲白いところは彫刻刀で削った石膏部分

 

いやはや、やはり石膏が厚すぎです。

彫刻のラインが消えていて、リカットどころではない。

 

せめて貝のモチーフ部分だけでも塗りなおそうと

部分的に石膏を取り除くことにしました。

▲筆で水をひたひたにして

 

▲石膏がふやけたところをヘラでやさしくこそげます。

 

▲彫刻ではこんなに繊細な線が入れてありました。

 

▲4つの貝殻の石膏を取り除いたところ

 

これではほかの部分も推して知るべし。

このまま続けるか、いっそすべて石膏を取り除くか

一晩考えることにいたします。

 

ちなみに

カルトッチョというと日本では紙包料理を

指すようですが、イタリア語でカルトッチョとは

つまり紙包・・・。

この額縁デザイン、額縁の解説本によりますと

巻紙をイメージした装飾が特徴とのこと。

(紙というか葉に思えますが、さておき。)

 

シルヴァーノ・ヴェストゥリ氏彫刻の

カルトッチョ “a cartoccio” ですが

“a Scartoccio”(スカルトッチョ)と呼ぶこともあるようで

フィレンツェではスカルトッチョ、他地域ではカルトッチョ。

おそらく方言的なことだと思われます。

▲フィレンツェのパオラが書いてくれた

シルヴァーノの名前と「スカルトッチョ」

グスターヴォさんもスカルトッチョと呼んでいました。

 

さらにつづきます。

 

 

シルヴァーノのカルトッチョ 1 5月25日

 

2月のフィレンツェ滞在時に手に入れた

小さな額縁は “a cartoccio” と呼ばれる伝統デザインで

今は亡き額縁彫刻師シルヴァーノ・ヴェストゥリ氏が

手がけたものです。

わたしの額縁師匠パオラから石膏と黄色ボーロが

施されたものを買い受けました。

 

フィレンツェから日本へ送った荷物のなかで

細かい細工部分が折れてしまったのですが

▲外側220×175mm、中にははがきが入るくらいのサイズです。

 

とにかく早く直さねば、と思い立ったが吉日。

ひとまず折れてしまった木部は接着します。

▲くるりと立ち上がった葉が折れてしまいました・・・。

 

シルヴァーノ氏には残念ながらお目にかかる機会は

ありませんでしたけれど、腕も人柄も良い

繊細な人だったと各所で聞いていました。

その上でこの額縁を眺めてみると、どうも

彫刻の繊細さが石膏の厚みで隠されている気がする。

きっと彫りはシャープで細かいラインがあるはず。

 

ううーむ。ひとまず直したけれども。

なんだか違和感がぬぐえません。

石膏でモッタリしている部分は彫刻刀で

リカットしてみることに決めました。

▲なにか違和感が。

 

つづきます。

 

 

イタリア語に訳してみたら 5月21日

 

イタリア語の勉強を続けている・・・と

言えるのかどうか微妙ではありますがとにかく、

毎日イタリア語に触れるよう努めております。

 

いつも手元にあるのはイタリア語教材ですが

ちょっと気分を変えたいと思ったときに

ふと見てみたのが、自分のブログのイタリア語版。

つまり翻訳サイトで機械翻訳された自分の文章を

読んでみるというものです。

▲液晶画面を写真に撮ると水面になる・・・

 

自分で書いた文章がイタリア語に訳されると

こうなるのか、と新鮮な気持ちになったり

(機械翻訳なのでニュアンスが違う気もしますけれど)

自分が好む言い回しや単語が見えてきて面白いのです。

翻訳サイトによって訳され方も少しずつ違って

比べてみるのも興味深い。

わたしにとって翻訳サイトの新しい使い方になりました。

 

面白がってばかりでなかなか覚えられないのが

目下の悩みであります・・・。

 

 

そんな時もある 5月18日

 

ご注文を受けて作る額縁ではなくて

「こんな額縁どうだろう?」などと

思いついて試作を作る時のおはなし。

 

頭の中で描いた額縁の完成図があって

でも制作を進めるほどに、どんどん完成図から離れてしまう。

この額縁とわたしは相性が悪いのか 計画が甘いからか

何をどうしても額縁が、まるで小さな子供のように

「イヤ!」「それはダメ!」「違う!」

と叫んでいるように感じることがあります。

このまま作業を続けてもダメなものはダメ。

いったんこの額縁から離れます。

 

sora2  

 

しばらく時間をおいて考えて、それでもダメだったら?  

覚悟を決めてやり直すしかありません。

塗装も石膏もすべて取り除き、木地に戻してリセット。

そしてまた試行錯誤をはじめます。  

 

「その時」は辛いし面倒だし、もう捨てちゃおうかな!

とヤケにもなるのですが、でもまぁ結局、

作り直して後悔したこともないのです。

リセット~再開も「時間はかかるけど悪くもない」と思っています。

 

 

新しいことを始める 5月14日

 

何が苦手かとたずねられましたら

数字と虫と即答できるわたしですが

計算機を片手に寸法を出しております。

 

▲この雑然とした机は混沌としたわたしの頭の中とおなじ

 

新しいプロジェクトの準備です。

いままでになく大きな

わたしの身長より高くなるような

祭壇型額縁制作のご依頼をいただきました。

 

鼻息も荒く張り切っております!

 

 

振り返って思い出した 5月11日

 

金箔を磨き終えてあまりの派手さにおののいた

バルディーニ美術館所蔵額縁の摸刻は

すこしの古色を足して完成しました。

ぎんぎらぎんの金箔がおちついて

彫刻の凹凸、陰影がより見やすくなりました。

 

今回はオリジナルの額縁の雰囲気を追って

磨り出しはしていません。

古色用のワックスを薄く塗って磨いておしまいです。

後日に虫食い穴をまねて作るかもしれません。

 

裏には特別な吊り金具を付けました。

イタリアの友人から譲っていただいた鉄の吊り金具は

鍛冶仕事で手作りされた現代のもの、

釘はイタリアの数百年前のものをあわせました。

▲本当に古い吊り金具のよう。

 

正面から吊り金具の茶色いあたまがひょっこり見えて

なんともかわいいくてたまらんのです。

 

印象が強くて、あまり需要は無さそうな額縁ですけれど。

どうしてこの額縁を作りたいと思ったのだったかなぁと

振り返ってみたのですが、

この強烈な力強さが感じられるデザイン

内側から外側にむくむくとあふれ出すような

「末広がり感」に惹かれたのだ、と思い出しました。

 

「works」内「classical」にこちらの額縁をアップいたしました。

どうぞご覧下さい。

 

 

会うことを決めている 5月07日

 

自宅待機が長くなることになりました。

皆さまいかがお過ごしですか。

延長は予想していたとはいえ・・・

いやはや。なんとも。

心と体の健康を保ちたいと思います。

 

今年の暮れ12月、どのような状況なのか

まだあまり想像できませんけれども

毎年のルーティーン「小さい絵」展に出品できるよう

小さなテンペラ画を模写しました。

フィリッポ・リッピの聖母子像から男性横顔の部分と

ルドゥーテのバラから部分です。

 

テレビもラジオも消して、音楽をちいさくかけて

遠くの小鳥の鳴き声と風の音を聞いて

ぼんやりとしながら模写する午後などには

まるで何事もなかったころのような気分になります。

会いたい人にはやく会いたいですね。

「これが終わったら、わたしはあの人に会うのだ」

と心に決めています。

 

 

短期集中可能期間につき 5月04日

 

例によってバルディーニ美術館の

額縁摸刻作業のご報告でございます。

なにせ自宅にこもりきりですので

集中して作業を進めることができます。

これもまぁ思いがけない良かったこと、

と思うことにして。

 

前回に内側の細い部分から箔を置きはじめた

写真をご覧いただきましたが

ひきつづき外側の渦巻き状の部分にも

もくもくと箔を置きまして

メノウ棒で磨いて、金箔の穴を繕ってまた磨いて

ああ、いつまですればいいのでしょうか・・・

と気が遠くなりかけたころにようやく箔仕事が完成します。

ぎんぎんぎらぎら金箔光る・・・

派手にもほどがありましょう。

でもまぁ、一仕事終えて満足。

今夜は晩酌が美味しくなりそうです。

 

 

ボーロの色もそれぞれ 4月30日

 

石膏を塗り、恐怖の紙やすり磨きを終えた

バルディーニ美術館の額縁摸刻は

金箔下地のボーロを塗るところまで来ました。

 

このボーロには基本的に赤・黄・黒があります。

イタリアでは時代と場所によって

ボーロの色に特徴があるのですが

今回は茶色にしました。

 

このバルディーニ所蔵の額縁、わたしの予想では

フィレンツェの1800年代のものかなぁ!

などと言っておりましたが大きな間違い、

イタリアの額縁史に詳しい方に教えていただいたところ

トスカーナ地方またはエミリア地方で(Toscoemiliana)

1600年代に作られたものでしょう、とのこと。

▲上の写真はフィレンツェのバルディーニ美術館にある

 オリジナルの額縁。2018年訪問時に撮った写真です。

 

また、その時代のトスカーナでは

主に茶色のボーロが使われていたとのお話から

黄色ボーロに黒と赤を混ぜたものを作りました。

ちなみにエミリアは暗い赤、

ローマ、ナポリなど中央以南は黄色、

ロンバルディア、ヴェネトはオレンジ色の

ボーロを使っていたのが特徴だそうです。

 

純金箔も当時1600年代イタリアと

おなじ技法と道具で置いて(貼って)います。

激しい凹凸、側面まで貼り込んであるので

金箔の消費量も恐ろしいことになりそうです。

 

 

下地の色は大切 4月27日

 

先日彫り終えた額縁木地  に

水性ステインを塗りました。

仕上がりは金色艶消しなのですが

木地を茶色に染めておくことで

金の発色に深みが出て穏やかになり

かすかな揺れができてきます。

▲沢山の色がシリーズで発売されていますが

 わたしは「オーク」色を使う機会が多いように思います。

 

下地に色を塗るか塗らないか

何色を塗るのか、どのように塗るのか・・・

仕上がりを左右する

とてもとても重要な工程です。

 

 

小箱を贈る 4月23日

 

ご覧いただいておりました小箱は

無事に完成し、贈り物にしました。

イタリアの友人へささやかな感謝と励ましに

雑貨とともに送りました。

普段より日数はかかりましたが

無事に手元に届いたようです。

▲側面は黒一色です。

 

▲蓋と身の合印として中央に赤を少しいれました。

 写真だと見づらいのですが・・・。

 

蓋をぱかっと開けますと

今回は中に貼った別珍も黒です。

黒が好きな人ですので、お好みに合わせて。

 

イタリアの友人知人に元気に再会できる日が

一日も早く来るように願いつつ

わたしに何ができるか考えています。

 

「works」ページ内「other」にアップいたしました。

どうぞご覧下さい。

 

 

今年の福の神様は 4月20日

 

毎年かわらずに美しい花を咲かせてくれる

KANESEI自慢の黄色いモッコウバラは

KANESEIの福の神様でもありまして、

毎年この花が咲くころは大忙しなのです。

たいてい5月の大型連休の頃、遊びに行きたい

真っ盛りの時期なのですが。

今年はほかの植物同様にモッコウバラの

満開がずいぶんと早いようです。

この春、福の神様モッコウバラの花は

慰めと励ましの神様にバトンタッチ

なのかもしれません。

桜もつつじもお花見に出かけることができず

ひたすら息をつめて待機しているわたしたちに

「まぁまぁリラックスして、わたしをご覧」

と話しかけてくれているように感じています。

 

 

ご機嫌取りの日 4月16日

 

最近は皆さまと同様に外出も減って

自宅での作業時間が伸びています。

 

しばらく放置していたこの額縁

フィレンツェのバルディーニ美術館所蔵の額縁摸刻

制作を再開することにいたしまして

先日ボローニャ石膏を塗りました。

 

 

なにせ急いではおりませんから

パーツ毎に丁寧に塗りました。

上の写真では側面はまだ塗っていません。

内側の細かい彫りにまず塗って乾かして、

周囲のおおきな彫り部分に塗って乾かして

そうしてようやく側面に取り掛かろうと思います。

こうして時間をかけて自分のために作業できるのも

今だからこそかもしれません。

 

出かけたり人に会ったりする機会が減って

気分が鬱々とすることもありますけれど

いままで先延ばししていたことに手を付けたり

「自分のご機嫌をとってなぐさめる日」というのも

悪くない過ごし方かなぁ、と思っています。

 

 

小箱のたのしみ 5 4月13日

 

小箱制作のつづき、そろそろ仕上げです。

装飾を入れ終わった小箱には

フィレンツェのゼッキで購入した

gommalacca シェラックニスを塗ります。

このニスでテンペラ絵具が箔とより密着し

安全に扱えるようになります。

▲奥に見えるガラス瓶が gommalacca

 アルコールベースのニスです。

 

このニスはすぐ乾きますので、引き続き

古色付けの箔磨り出しをします。

スチールウールで角を擦って下地を出します。

グラッフィート模様の上は触らずに。

そしていつもの古色ワックスを薄く塗り

乾いたら磨いておしまいです。

 

内側には黒い別珍を貼りました。

これで大切なものを入れても大丈夫。

この小箱制作の手順はいつもの額縁制作と

同じなのです。

ただ小さくて立体で、というだけ。

でも気分が変わって、好きな模様を入れられて

手のひらに乗せて眺めることができて

とても楽しい作業です。

 

 

薄皮一枚のこして 4月09日

 

1900年代にイギリスでつくられたという

とても立派でうつくしい祭壇型額縁の

修復をしています。

この額縁、ほんとうは金の輝きも鮮やかに

上品な半艶消しで仕上げられていたはず。

(美術館に入っている同作家の額縁を見る限り)

でもわたしの手元に届いた時には

過去の幾たびかの修理・修復のときに付けられた

古色加工・・・というか汚し加工がされていました。

なぜか?

修理・修復の跡を隠すためでしょう。

石膏が欠けて真っ白な部分も

新しく継ぎ足したけれど色があっていない部分も

全部ひっくるめて濃い茶色のベールのように

汚し加工で覆ってしまえば、全体のトーンは揃って

ぱっと見は整ったように見えるのです。

 

それはそれで、まぁ考え方ですから

その時は良かったかもしれませんけれども。

わたしとしては、これは1900年代という比較的新しい額縁、

オリジナルは古色加工を求めていないデザイン、

参考となる資料もあるし、納められる作品を考えて

今回の修復作業で「汚し加工」を取り除くことにしました。

▲祭壇型額縁を真上から見た部分。

 綿棒でぬぐうと真っ黒になり、下からは

 オリジナルの美しい金箔が見えてきました。

 

▲そうとなれば、少しずつ薄く剥がすように

 汚し加工を取り除きます。

 

とはいえ、全部ごっそり取り除くとそれはまた

バランスが崩れますし、あまりに印象が変わりすぎ。

(なにせ何年も「汚れた状態」だったわけですから)

汚し加工の薄皮を1枚のこすような気持ちで

全体の様子を見ながらゆっくり洗浄しました。

もしもっと洗浄が必要となれば、それはその時に。

もしやっぱり汚し加工された雰囲気が良いとなれば

それはまたその時に。

 

 

小箱のたのしみ 4 4月06日

 

ひきつづき小箱制作についてご紹介します。

前回テンペラ絵具をのせてグラッフィート装飾の

準備を終えました。

今日は乾いた絵具のうえに模様を転写して

掻き落とし、つまりグラッフィートします。

▲トレーシングペーパーに描いた下描き模様を

 細い棒でなぞって転写しますが、この場合は

 カーボン紙等使わず、絵具に凹み線を作ることで

 模様が見えるように転写します。

 

上の写真の中央、黒い絵の具の部分

うっすら白い線で模様が転写されているのが

見ていただけますでしょうか。

カーボン紙を使うこともありますが

今回は細かい装飾模様なので下描きも細い線で。

凹み線のみの転写にしました。

 

さて、いよいよ掻き落とし、削り出し、です。

普段は竹串やネイル用のオレンジウッド等を

細く削って掻き落としに使っていますが

今回は細い線を出すために、Gペンを使うことにしました。

▲箔を傷つけないように慎重に掻き落とします。

 

▲ちょっと厚めに絵具層を作ったので

 思いがけず絵具が硬く掻き落としにも苦労します。

 

蓋の模様はフィレンツェの旧サンタッポローニア修道院

(旧聖・アポローニア修道院)入り口にあった

テンペラ画の衣装模様をお借りしました。

この旧修道院はカスターニョの最後の晩餐で有名な場所ですが、

このテンペラ画はカスターニョではなくて・・・

作者名をメモするのを忘れてしまいました。やれやれ。

▲聖人の衣装のすそ模様だった・・・。

 

ひとまず全面に模様を入れ終わりました。

保存しておいた絵具で修正をして

なんだか気に入らなかった部分に追加で刻印を打って

今日の作業は終わりです。