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額縁の作り方 32 錫箔を貼る 3月08日

 

なにせ小箱ばかり作っておりますので

作品例が小箱ではありますけれど

古典技法ですので額縁にも応用できます。

ぜひご参考になさっていただければと

思いつつ、ご紹介します。

 

興味本位で京都で手に入れて以来

死蔵されていた錫(すず)箔を

小箱に使ってみようと思いました。

 

ヨーロッパの古典技法では

ボローニャ石膏地にボーロを塗り

箔押しの下地作りをします。

これはすべての箔に共通の下地ですが

純金箔を貼る場合は水のみ、

わたしはその他の箔を貼る場合には

薄いニカワ水をボーロに塗って箔を押します。

今回の錫箔には魚ニカワを使いました。

魚ニカワは、1リットルの水に対して

4シートの板ニカワを溶きます。

 

錫箔の印象。

とにかく丈夫です!かなり厚い。

シャカシャカ、キュルキュルしています。

石膏盛り上げ(パスティリア)の

凹凸でも破けることがありません。

(繊細な金箔では大抵破れてしまう・・・)

素手で持っても大丈夫ですが、

後々に指紋がサビて浮き上がりそうなので

やはり竹箸を使いました。

ただ、丈夫で厚いのはよいけれど

箔ナイフでは上手に切れませんので、

アルコールで拭いたハサミで切りました。

▲京都の堀金さんで購入しました。

金箔より一回り大きく、銀箔と同サイズ。

 

メノウ磨きは金箔よりだいぶ

早いタイミングで磨き始めたほうが良さそう。

とは言え丈夫な箔ですので

ハラハラ気分はずっと少なく済みます。

 

これは良い!

錫箔はかなり良いですよ。

色味もモダンで力強い感じ。

次回は完成した錫箔小箱を

ご紹介しようと思います。

 

Firenze 2020-15 3月04日

 

サンタ・マリア・ノヴェッラ広場に面して

タッシナーリというお店があります。

こちらは刻印屋さんです。

 

▲TASSINARI

Incisore : 彫板

Timbri : 印

Targhe : 表札

Stampi per doratura : 金箔細工用刻印

こんなものを扱っているお店です。

 

▲Brunitoi Agata

箔用のメノウ棒も。ガラス窓に

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会が写ります。

 

▲こちらの印は、おそらく革細工用。

我らの古典技法には細かすぎるのですが

とても美しい道具です。

 

こちらで道具をいくつか購入しました。

回転式の印を3本と、刻印1本。

 

これらすべて、お店の裏手にある工房の

手作りだとか。刻印は古いものに

あたらしい柄を取り付けてありました。

 

▲刻印はピンボケ・・・すみません。

ゆるいアール状に点が5つ並んでいます。

 

▲これまたピンボケ・・・花模様

▲ギザギザカーブ模様

▲点々模様 タコ足風・・・

回転式のものは、買ったは良いけれど

まだ使いこなせていません。

練習が必要。

 

とても商売熱心で親切なおじちゃん(失礼!)が

いろいろと説明しつつ見せてくださいます。

外国人の対応にも慣れている様子です。

オーダーメイドの印も作ってくれるそうで

「漢字でもなんでも大丈夫!」とのこと。

時間を忘れて滞在してしまうような

楽しいお店です。

 

Cosimo Tassinari dal 1890 Incisori
Piazza di Santa Maria Novella, 2/R
50123 Firenze

 

 

響いて届いた言葉 3月01日

 

もう何年も前に、カウンターの席で

偶然となりになったオジサマから

突如いただいた、ある言葉があります。

お店の紙ナプキンにボールペンで書かれていて

お酒の席の一興といった感じで帰り際に

「この言葉を君にあげよう」と渡されたのでした。

わたしの身の上話もしていませんし

お悩み相談をしたわけでもなく、

わたしは同席した方々の話を

聞いていただけだったのですけれど。

 

だけど、その時のわたしの心と脳に

ドカーーン!と入り込んで、

あまりの衝撃にぎょっとした記憶と共に、

未だにこの紙ナプキンは見えるところに置いています。

いまは目に入るたび、肩をポンとたたいて

励まされている気持ちになります。

そうして「ああ、そうだな」と落ち着きます。

 

 

「心配するな、工夫せよ」

 

タイミングと言葉 必要とする人にバシッと届いて

ガチャッとはまった瞬間だったのですね。

ものすごく個人的だけど、

ものすごく衝撃的な出来事ってまれに起きます。

このオジサマ、どなただったのか

なぜわたしにこの言葉をくださったのか

もはや知る由も無し。永遠に謎なまま。

でも知る必要もないのかもしれません。

この言葉、生涯たいせつにします。

 

 

似て非なるふたつ 2月25日

 

相変わらず小箱のおはなし。

 

同じサイズ、同じデザインでも

ちがう装飾技法で作ってみる試みです。

どちらもボローニャ石膏下地ですが

上の完成している小箱には

全面金箔を貼ってから卵黄テンペラで

彩色後に、模様を細かく削り出す

「グラッフィート」技法で、

下の白い現在制作中の小箱は

下地とおなじボローニャ石膏を

垂らし描きして盛り上げを作る

「パスティリア」技法で。

 

完成したら、きっとまったく

印象の違う二つの小箱になりそうです。

たのしみです。

 

アボリジニ風 2月22日

 

オーストラリアにあるオルガ山、ご存じですか?

この山の写真を額装するご依頼がありました。

真っ赤な夕焼け空に黒々とした山がそびえる

力強い作品です。

ご依頼くださった方のイメージやお好み、

お家のインテリア等をふまえてご相談した結果

アボリジニアンアート風にしましょう

と言うことになりました。

 

わたしは実は・・・今回までオルガ山の存在も

いわゆる「アボリジニ・アート」も知らず・・・

いやはや、自分の興味の狭さを恥じるばかりです。

 

気を取り直し、いろいろと検討しまして

ドットで円を散らばせることにしました。

(どこまでもアボリジニ「」でございます。

ご容赦ください。)

 

▲ランダムに円を下描き。色は7色に決めて、

そこにお箸を利用してドットを入れていく。

 

▲色の順番など考えすぎると固くなる。

自分の感覚を信じるのみ・・・。

 

今までのわたしとは別世界の

カラフルで楽しそうな額縁になってきました。

作っている時、外は寒い一日でしたが

気持ちは明るくてワクワクして

なんだか新しい扉をこっそり開いた気分です。

 

 

Firenze 2020-14 2月18日

 

彫刻修行先のグスターヴォさんの

工房からの帰り道は、行きと違って

サン・マルコ教会に寄るのが日課でした。

運が良いときにはパイプオルガンの

練習が聴けたりするのです。

 

そんな日々で見たのが下のお知らせでした。

 

2月18日は我が師フラ・アンジェリコの命日で

夜6時半から記念ミサがあるとのこと。

カトリック信者ではないわたしですが

参列することにいたしました。

 

6時過ぎに行きますと準備が進められていました。

修道士の方が足早に物を運んだり、

後ろではパイプオルガンと合唱の練習も。

 

 

ミサがはじまる頃にはほぼ満席になりましたが

東洋人はどうやらわたしひとりだった様子。

 

厳粛で美しい教会音楽とともに、

アンジェリコの生涯と功績

サンマルコ美術館がいかに重要であるか

などなど、アンジェリコファンにとっては

有り難く嬉しいお話がされたのでした。

 

わたしは幼稚園に通う前から小学校卒業まで

教会の日曜学校へ毎週通いました。

(プロテスタントの教会でした。)

深い信仰を持つまでには至りませんでしたが

わたしにとってキリスト教はとても近しい存在です。

だけどまわりの信者の方々からしてみたら

ただの興味本位の観光客が紛れていると

思われただろうな、とお邪魔してしまったようで

申し訳ない気持ちにもなりました。

教会という固い結束のあるコミュニティに

外国人のわたしが突然参加するのは

やはり難しい一面があったと思っています。

 

フラ・アンジェリコが亡くなったのは1455年

ローマ滞在中の60歳のときでした。

565年後の2020年2月18日の夜でした。

 
Fra Angelico
 
 
 

少しずつ増える 2月15日

 

ここしばらく励んでいる小箱制作は

順調に進んでおります。

 

いくつか以前に作ったものも含みますが

集合写真を撮ってみました。

 

左上の一番大きな青い箱が

片手の平に乗るサイズです。

最小のものはOKサインの輪に

(親指と人差し指で輪を作る)

すっぽり収まります。

 

こうして写真で客観的に眺めますと

偏りや改善点が見えてきました。

ふむふむ・・・でもまぁ、かわいいかも。

いや、まったくの自己満足であります。

 

まだまだ増える予定です。

 

 

再燃の予感 2月11日

 

先日、まとめて何通か手紙を書く機会があって

とても久しぶりに封蝋をしました。

 

あぶって溶かした蝋を封筒にたらして

印を押すというもの。

この封蝋をひとつ押すだけで、ただの手紙が

ぱっと古典的なヨーロッパの雰囲気になるのです。

▲久しぶりすぎて蝋の適量もコツもすっかり忘れている。

 

もう10年以上使っていなかった封蝋ですが

なんだかとても楽しくなって、

あたらしい蝋が欲しくてネットで探しはじめたら

蝋を溶かす炉のようなものやスプーンなど

いろんな道具がどんどん出てきて

物欲が増す一方なのでした。

「封蝋をするためだけの美しい道具」

必要ない。でも欲しい。でもいらない・・・。

ああでも、欲しいなぁ。

封蝋熱が再燃しそうな予感です。

 

 

額縁の作り方 31 銀を腐食させる 2月08日

 

8年前(もう8年!)にもすこしだけ

ご紹介しましたが、銀箔を腐食させて

趣きの変化を出す方法です。

タイトルは「額縁の作り方」ですけれど

今回のサンプルは小箱です。

ボローニャ石膏に赤ボーロ、パスティリア。

純銀箔の水押し。額縁と同じ手法でつくっています。

古典技法の銀箔の貼り方は金箔とほぼ

同様ではありますけれど、それはさておき

今回はメノウ磨きを終えた銀箔から作業開始。

▲金箔は水で貼りますが、銀箔は薄いニカワ水で

貼り付けてからメノウで磨きます。

銀箔は磨き終えても銀らしい白っぽい輝き。

 

銀を腐食させる(サビさせる)にはいろんな薬剤が

ありますが、わたしは硫黄と硫化カリウムが主の

溶液を使っています。

▲硫黄が入っているので黄色くて臭い・・・。

 

この溶液を筆でまんべんなく塗りまして、しばし放置。

▲塗った少し後の状態。

徐々に変化がはじまって部分的に艶消しになっています。

 

▲2時間後。良い感じにサビました。

寒い時期は暖房の近くに置いた方が早いみたい。

 

いわゆる「真っ黒」にしたければ、さらに溶液を

塗り重ねるか濃い溶液を準備しますが

今回はこんな感じで終わらせようと思います。

▲ラッカーで艶を出し保護しました。完成。

いぶし銀の渋い雰囲気、いかがでしょうか。

 

艶ピカの少年が、苦み走った紳士に

なりましたとさ・・・。

 

 

Firenza 2020-13 2月04日

 

ローマ日帰り旅行、充実しました。

ドーリア・パンフィーリ美術館に長居して

タクシーに飛び乗ってどうにかこうにか

発車5分前にローマ中央のテルミニ駅に到着。

うひゃー・・・焦りました。

▲ホームには銀と赤のフレッチャ・ロッサの車両。

「赤い矢」という名前、いかにも速そうです。

 

イタリアには主に2種類の高速列車があり、

上のフレッチャ・ロッサは旧国鉄系、

今回帰路にわたしが乗るのはイタロ(ITALO)です。

ホームに入ってきました。

NYV社のITALOはフェラーリと同じ色使いだとか。

▲こちらITALOの車両、かっこよいのです。

ヒョウ柄コートの奥様のバッグも赤。

 

さて、ゆっくりと発車しました。

さようならローマ、また来ますよ。

本当は今すぐにでも行きたいけれど。

 

▲これから明かりが灯り出す家々。

 

▲住宅街から徐々に郊外へ。

 

▲上りのほうが車が多い。皆が家路を急ぐ時間・・・

 

▲そうして平原に日が沈み、もうすぐ一日が終わる。

 

フィレンツェS.M.N駅には夜7時半に到着。

もう真っ暗になった街を足早に帰宅しました。

いやはや・・・大変に充実した濃い一日でした。

 

 

ザ・コレクター -中世彩飾写本蒐集物語り- 2月01日

 

2019年12月に訪れた上野西洋美術館での展覧会

「ゴシック写本の小宇宙 内藤コレクション展」

内藤裕史氏のコレクションが寄贈された

記念の展覧会でしたが、

そのコレクションの歴史~寄贈までが綴られた

「ザ・コレクター」を読みました。

著者は医師・大学教授であって

写本の収集は興味と趣味ではじめたそうですが

どんどんのめり込む様子、広がり深まる

興味と知識、人脈などがとても面白く

そしてなにより羨ましく思えたのでした。

 

コレクションを高める熱意、財力

時間があることも羨ましいですが、

これだけの質の写本を集めることができたのは

内藤氏の人柄が大切だったように思います。

古書店や骨董店がふたつと無い商品を

引き渡す(売る)のは、金銭のやり取り以外にも

「この人になら」という信頼以上の何か、

感情的な何かが必要な気がしますが

その全てを備えていた内藤氏だからこそ

成し遂げられたコレクションなのでしょう。

なんて幸せなことなのだろう。

公的機関の国立西洋美術館に納まったらもう

それら写本が市場に出ることは恐らくありません。

販売する側(内藤氏にとって友人でもあった

ロンドンやパリの店主たち)としては手詰まりを意味し、

でも作品を愛する身としては嬉しいことでもあり・・・。

複雑な心境を抱えつつも、素直に寄贈の喜びを

内藤氏に伝えていたことが印象に残りました。

コレクターと販売者の理想の形がありました。

 

「ザ・コレクター -中世彩飾写本蒐集物語り-」

内藤 裕史

株式会社新潮社

2017年3月30日発行

 

じゃんじゃん作ろう 1月28日

 

2度目の緊急事態宣言が発令されて

市が尾の Atelier LAPIS 古典技法教室は休講

田町の Tokyo Conservation の仕事も休み

お茶の稽古も休み・・・

 

幸いにもご注文いただいている額縁制作は

ありますけれど、発注した木地の到着待ちやら

なにやら(まぁつまり、そういうことです・・・)

自宅の作業部屋で好きなことができる時間が

とても増えました。

 

何する?

小箱を作るのだ。

じゃんじゃん作るのだ!

楽しく過ごしたいと思います。

ムフフ・・・。

 

 

香りの喜び 1月25日

 

もともと自宅で過ごす時間が多いわたしですが

緊急事態宣言が発令されて、ますます

引きこもりに拍車がかかっております。

出かけたいな、と思うこともあるけれど

家が好き、家でしたいこともするべきことも

沢山あります。

 

そんな毎日、快適ではあるのですが

家での時間をさらに快適にしよう!と

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局のポプリを1袋、

ネットで購入いたしました。

そして、ずっと前に買ったはいいけれど

使い道が見つからなったアンティークの

ガラスポットに入れました。

▲一見すると庭の枯葉・・・だけどよく見ると

葉以外に花や木の実、唐辛子なども入っている。

すこしミントやラベンダーも感じるすっきりとした

でも古いお屋敷の家具のようなノスタルジックな香り。

ガラスポットもようやく役割を得ました。

 

いやぁ、大変に良い香りです。

このポプリ、お値段が・・・あの、

ポプリを買うには勇気がいるのですけれど

少量で部屋中を香らせてくれますし

ポットの蓋を閉じて節約(!)すれば

勇気の分は十分に活躍してくれそうです。

 

▲残りの入ったパックはワイヤーで閉じて

さらにチャック付きバッグで密封!

 

ジャムの空き瓶にも入れて

こちらは作業部屋におきました。

これでわたしの個人スペースはいつも良い香り。

期待した以上に香りに喜びをもらいました。

自宅待機も快適度が上がって・・・

あとは精力的に制作するのみでございます!

がんばりますぞ。

 

 

Firenze 2020-12 1月21日

 

ひきつづきローマ日帰り旅行から。

 

人込みのパンテオンから向かった

「ドーリア・パンフィーリ美術館」は

貴族のお屋敷を美術館にしてありますが

現在も広い敷地内にご家族で住んでおられるという

本当の(と言うのでしょうか)貴族のお屋敷。

 

にぎやかな大通りに面した入り口から入ると

いくつものアーチを通り抜けるごとに静かになって

「立入禁止」の門の向こうには美しい中庭

そして高級車が並んでいたりして

まさに「今も使われている生きたお屋敷」の姿なのです。

 

 

さて、これまた優雅で大きな階段を上った先の

美術館は、フィレンツェのルネッサンス様式

質実剛健とは全く違う華やかなバロック風~

ロココ風の室内が続きます。

▲廊下という廊下すべてに展示されている作品。

美しい天井も見逃せません。

 

▲コロナ前の日本の企画展だったら行列必至の

カラヴァッジョですが、立ち止まる人も少なく・・・

 

▲フィリッポ・リッピにいたっては

大きな部屋にわたしひとり、貸し切り状態という幸せ。

だけど室内は照明が暗かった・・・

 

このほか、ラファエロ、ティツィアーノ、ベッリーニ

パルミジャニーノ、ベッカフーミなどイタリアの巨匠

北方ルネッサンスやスペインの有名どころもたくさん!

もちろん額縁も祭壇型からトンド(円)

ルネッサンススタイルもローマらしいバロックも

ありとあらゆる作品を見ることができるのでした。

 

▲ベッリーニの作品。イエス・キリストの表情がかわいい。

サルバトール・ローザスタイルの中部イタリアらしい額縁。

 

▲ベッカフーミはトンドが好きなのですな。

 

程よく空いていて、室内インテリアも

絵画も彫刻も、そしてテキスタイルや衣装も見られる

なんともてんこ盛りな美術館です。

時間が足りなくてじっくり見られなかったのが残念!

再訪を誓ってフィレンツェへの帰途へつきました。

 

museo di palazzo doria pamphilj

 

ishigaki-2 1月18日

 

先日ご覧いただきました石垣模様の額縁は

黒色に塗装して完成いたしました。

タイトルは「ishigaki-2」にしました。

 

いつものように、黒色の下に赤褐色を塗って

深みを出し、艶消しに仕上げました。

 

ちなみに初めて作ったときは白木色仕上げでした。

▲2015年の展覧会時の写真。今回よりずっと大きい。

写真は篠田英美さんによる。

 

同じ木地を使ったデザインの額縁でも

サイズと色を変えると違う雰囲気になるものです。

 

わたしは普段、白木色(いわゆるナチュラルカラー?)

で仕上げることはほぼ無くて、2015年の ishigaki-1 は

新鮮でもあり落ち着かない気分でもありました。

今回は慣れた黒で仕上がって(もちろんお客様の

ご注文が黒だったからです)

ホッと落ち着きつつも、他の色も模索したいような。

真っ白とか・・・いつか作ってみたいと思います。

 

「works」内「modern」にこちらの額縁をアップいたしました。

どうぞご覧下さい。    

 

 

「いつか」を現実に 1月14日

 

新型コロナで落ち着かない日々にくわえて

個人的にも少々落ち込むことがあって

ここはひとつ、自分で自分を励ますと言いますか

なにか目標を立てたほうが良いかな、

と思いました。

 

以前から「いつかできたら良いな、エヘヘ」

などと漠然と考えていたことを

実現に向けて動こうかと思っています。

小箱の展覧会です。

 

まだどこの画廊をお借りできるか

いつ開催するのか

いったいいくつ小箱を作るのか

まったく未定ですけれども

(なにもかもコロナ禍状況次第)

この場で皆様にお話ししてしまえば

覚悟も決まるのでは、と自分に期待しつつ。

 

初めてのグループ展では胃を壊し

その次の2人展では蕁麻疹でボリボリになり

「もう2度と展覧会などするものか」と思ったけれど

3度目の正直です。

時間の余裕があって、ひとりで行うなら

きっと大丈夫。

すこし光が見えてきました。

 

 

メノウ棒の遠い思い出 1月11日

 

大学2年の夏に学校の企画で行ったヨーロッパ旅行。

その時にフィレンツェで、将来留学することになる

Palazzo Spinerri 修復専門学校を知り

卒業生の先輩方にローマやフィレンツェでお話を伺い・・・

今思えば将来に関する重要な方向を見つけ出した。

そんな夏でした。

 

その時に訪れたフィレンツェの古典技法画材店

Zecchi で購入したメノウ棒4本(1本は折れてしまった)は

現在制作中の大きな祭壇型額縁でも活躍してくれています。

このメノウ棒を買ったころ、わたしはひたすら

黄金背景テンペラ画模写に熱中していたのです。

なので、メノウ棒を買うぞ!と鼻息荒く行ったZecchi で

「細かい凹凸も平らな面も緩やかなカーブも

きちんと磨けるオールマイティな形のメノウ棒を!」と

ああでもないこうでもない・・・と駄々をこねた記憶があります。

なんと生意気な東洋女学生だったことでしょう。

そんな生意気小娘相手にZecchi のおじさんは

「そうだねぇ、いま作られているメノウ棒はほとんどが

額縁用だからね、君が言うような形は難しいかもしれない。」

とやさしく説明して下さったのでした。

 

結局わたしは夢のオールマイティ1本をあきらめて

実用的な4本を購入したのですが、心の中では

「額縁なんてどうでも良いのに。絵があっての額縁なのに

絵に適したメノウ棒が無いなんて信じられない!」と

腑に落ちず。無知炸裂でした。

 

そして経つこと幾歳。

今となってはこの3本が

わたしの額縁制作に大いに役立つことになるとは。

いえ、それ以前に「自分が額縁制作を生業にして

メノウ棒を一生使い続けることになる」なんて

思いもよらない若かりし日です。

 

このメノウ棒を毎日握る今日このごろ。

ふとよみがえった古い記憶のおはなしでした。

 

 

Firenze 2020-11 1月07日

 

ことしも引き続き2020年2月の

イタリア滞在記をご紹介させてください。

 

ローマへの日帰りの旅、

カントさんのアンティークフレームギャラリーと

ミルコさんの額縁修復工房を見学したあと

インプットされた情報の多さと興奮の疲れで

ちょっと一息入れなければ・・・ということで

おふたりにはお暇を告げ、ひとりになって

ぼんやりとローマを散策することにしました。

てくてく歩いて頭と心の整理をします。

 

▲カントさんギャラリーの近く Via Giulia

石畳の石の大きさも歩道も建物の色もデザインも

なにもかもフィレンツェと違う。

 

▲そしてテヴェレ川へ。奥にヴァチカンの

サン・ピエトロ大聖堂のクーポラが見えています。

フィレンツェのアルノ川より大きくてゆったりとした流れ。

 

サンタ・マリア・ソープラ・ミネルヴァ教会

 

この教会には我が師(自称弟子のわたし)

フラ・アンジェリコの墓所があります。

じつはここを訪ねるのは3度目です。

でもいつも閉まっていてまだ一度も入っていません。

なんでしょう、また来てねってことでしょうか。

嫌われているのか運命か。お師匠様・・・。

(開いている日時を調べない自業自得!)

ものすごくがっかりして、そのまま

斜め前にあるパンテオンに向かいます。

▲パンテオンの斜め裏側から。

相変わらずの空の青さがすがすがしい。

 

パンテオンでは天井の穴から真っ青な空を眺めました。

この天井の美しい模様と光を見ると落ち着きます。

 

それにしてもいつも混んでいるパンテオン・・・

この頃はまだコロナ禍は遠い感覚でした。

いま思えば、このぎっしり観光客のなかに

感染者がいた可能性も十分あったわけですが。

早々に出まして、さて。

帰りの電車まであと2時間ちょっとあります。

せっかくですからまだ知らない美術館へ

行くことにいたしましょう。

近くにある「ドーリア・パンフィーリ美術館」へ

向かうことにしました。

つづきます。

 

 

逃げずに大切に 1月04日

 

あらためまして

あけましておめでとうございます。

2021年お正月の三が日

いかがお過ごしになりましたか。

 

わたしは、結局いつものお正月どおり

自宅で家族とお節を食べ、年賀状をよろこび

変わりない3日間を過ごすことができました。

毎年・・・と言いますか年を追うごとに

何事もない旧年とおなじお正月を迎える

有り難さを感じます。

▲お節料理も毎年ほとんど同じ・・・

 

先日の「鎌倉へ」でもお話しましたが

今年はすさまじかった2020年に授かった

「驚くような嬉しいこと」を

諦めないで逃げ出さないで大切にして

過ごしたいと思っております。

そしてその喜びをもっと大きくしたい。

わたしの今年の抱負は「逃げ癖をなおす」

これにいたします。

いま決めました。

年末にどんな気持ちで今日を振り返るか

ちょっと怖いですけれど、

それもまた楽しみにしようと思います。

▲そしてお雑煮もほとんど同じ。

 

さて、新しくなった日常へ戻ります。

機嫌よく過ごす一年に!

 

 

あけましておめでとうございます 1月01日

 

 

旧年中はありがとうございました。

新春を迎え皆様のご多幸をお祈り申し上げますと共に

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

令和3年 元旦 KANESEI

 

鎌倉へ 良いことも辛いことも 12月31日

 

毎年暮に行う鎌倉詣出、ことしは止めるべきか

迷いましたけれど、「人込みを避ける」を約束して

朝早くに出発しました。

 

鶴岡八幡宮、いつもの暮より人の量は

4割減といったところでしょうか。

外国の方がいないので活気は減ったけれど

おだやかでのんびりとした雰囲気でした。

 

▲狛犬もマスクをして対策は万全。

二代目大イチョウも大きくなりました。

 

神様へお礼と来年の抱負をお話してから

ことしは特別にお守りと熊手をいただきました。

 

さて・・・小町通はといいますと

やはりかなりの賑わいだったのでした。

20~30代の若い人たちがたくさん。

そしてお店の入れ替わりもさらに進んでいて

どこの観光地にもある同じ「チェーン店」と

場所柄か和風の雑貨屋さんがたくさん増えて

そこで売られているのはマスク。

食べながら歩くカップルがそのマスクを眺める・・・

という風景なのでした。

なるほど。

小町通りは人込みが恐ろしくもあり

そして興味もなくなり、早々に海へ向かいます。

 

霞がかかって青天ではないけれど暖かくて

光あふれる海岸には老若男女が集っています。

凧揚げする親子、貝拾いをする女の子たち

談笑するスーツ姿の男性グループなど。

笑顔の人ばかりで、不意に「ああ平和だな」と

独り言ちました。

皆さんそれぞれに抱える物はあるはずだけれど

この浜辺での時間はきっと平和なひとときです。

 

わたしは例年通り、海風に吹かれてボンヤリして

ヒトデを触って柔らかくて驚いたり(初めて見ました)

女の子たちに釣られて貝拾いをはじめたら

止まらなくなったりして

これまた平和な気持ちになって

さぁ、家に帰りましょう。

 

今年2020は、なんとも不思議な一年でした。

驚くほど良いことがありました。

そして経験ないほど辛いこともありました。

どうしたら良いか迷い悩む時間も長かった。

今年ほど「人生いつ何があるか分からない」を

痛感した日々もありません。

2021年は、今年得た「驚くほど良いこと」を

無くさないように、そして辛いことがあっても

乗り越えられる一年にしたいと思います。

 

 

2020年のブログ diario はこれでおしまいです。

ご覧くださりありがとうございました。

寒波来襲、どうぞさらにご自愛ください。

そしてよいお年をお迎えください!

 

 

シミーズか、シュミーズなのか。 12月28日

 

年末の大掃除、ほんの少しだけしております。

寝室はさておき(おかせてください)

作業部屋はやはり大切にしたいところ。

 

この作業部屋は東西と南の三方向に窓があり

とても明るいのが素晴らしいのですが

道から丸見えですのでカーテンが欠かせません。

大掃除ですからカーテンもガラガラと洗いました。

 

そうしましたら・・・東窓のカーテンがびりびりに。

ネットに入れなかったわたしが悪いのです。

長年の紫外線で劣化もしたのでしょう。

急きょホームセンターに走り、麻のカーテンを買いました。

いままでの白レースより落ち着いた色ですし

道からも見えづらくなって部屋の居心地もアップです。

▲いままでより一回り大きいサイズにしましたので

ギャザーも寄ってカーテンらしい雰囲気になりました。

 

さて、タイトルの「シュミーズ」ですが

びりびりになった古いカーテンが、あらためて見ると

いわゆるシュミーズ(ワンピーズ型下着)なのです。

レースのデザイン、布の雰囲気なにもかも。

今までシュミーズ的な布を窓にぶら下げていたのかと

少々無言の境地になりましたが、これはこれで

明るくエレガントなカーテンでありました。

 

わたしが幼いころ、母がわたしにシュミーズ

(綿製でレースなど無い)を着せていたのですが

当時は「シミーズ」と呼んでいたことを思い出します。

だいぶ大きくなってから「あれは『シュミーズ』

と呼ぶのである、シミーズではない」と知りました。

 

そしておそらく、今は「スリップ」と呼ぶのです。

だけどいまだ勝手に

「シミーズは綿で子供用、シュミーズはシルクで大人用」

と思っております。昭和的であります・・・。

 

 

Buon Natale 2020 12月24日

 

メリークリスマス!

 

いちにちフライングですけれども。

今年も無事にクリスマスに

たどりつきました。

お疲れさまでした。

 

つぎの2021年のクリスマスは

きっともっと穏やかな気持ちで

迎えることができているでしょう!

いや、もう迎えることに決めました。

 

 

今日よりまた軽々と飛び越えて

気持ち新たに参りましょうぞ。

 

 

諸々を捨てるときなのか 12月21日

 

ことしの秋から最近まで、なぜか

ずっと長い間愛用していたものや

気に入っていた食器がぞくぞくと

壊れるのです。

毎日使っていたマグカップと昼食用の皿、

金継していたアンティークの砂糖ボウルふたつ、

なんども修理して履いていた大切な革靴、など。

 

どれも思い入れがあるので扱いにも気を付けていて

食器はぶつけたり落としたわけでもないのに

ある日突然に、持つとぱかっと割れてしまうのです。

革靴も、はっと気づいたら革が破れていた。

どれもが「とてもうつくしく壊れた」のには驚きました。

 

食器も靴も、修理しようと思えば可能だったけれど

手放すことにしました。

 

と言いますもの・・・

なにげなく読んだホロスコープに

「いまは執着を捨てるのに適したとき」とありました。

物以外にも思い当たる執着があったので

それ以来、他の占いも気になって見るようになったら

おおよそどの占いにも

「心身の整理をしましょう」

「断捨離をして部屋を整えると吉」

「執着心と物を減らせば新しいものが入ってくる」

とあるのでした。

 

占いは楽しむ程度に、と思っているわたしですが

ここまでいろんな占いに同じことをお勧めされているなら

まずは物から手放すことにしました。

これらの物がわたしの執着心も一緒に

持って行ってくれたら良いな、と期待したりして。

 

だけど物は物。心は心。あたりまですけど。

いろいろ捨てられないのは自他ともに認めるわたしです。

心の執着も手放せたら楽になるのでしょう。

でもこればっかりはなかなか難しい課題なのです。

努力目標としておきます。

 

 

何かに似ている 12月17日

 

2015年の秋に、友人のフォトグラファーと

ひらいた写真と額縁の2人展のために作った

「ishigaki」という額縁があります。

なんとなく、フィレンツェにある

メディチ・リッカルディ宮殿の外壁の石垣

(石垣ではなくて石組の壁ですが)に似ているな

と思って作った額縁なのです。

溝の入った既成品の木地を使って

互い違いに切り込みを入れただけなのですけれど

シンプルで、ちょっとだけ美味しそうでもあって

(香ばしいショートブレッドに見えなくもない)

なかなか可愛らしいデザインだな、と

我ながら思っております・・・。

 

 

小さい小さい絵展 2020 12月14日

 

毎年12月、暮の押し迫ったころに開催される

「小さい小さい絵展」ですが

今年も無事に開催されることになりました。

 

ルデゥーテのバラより部分模写と

フィリッポ・リッピよりアレッサンドリ祭壇画部分

どちらも黄金背景テンペラ画の模写です。

 

展示即売会

このような時期ではありますが

お近くにお越しの際は、どうぞお立ち寄りくださいませ。

よろしくお願い申し上げます。

 

第26回 小さい小さい絵展

12月17日(木)から12月23日(水)まで

池袋東武百貨店6階 アートギャラリーにて

 

 

Radio Bruno Fiorentina 12月10日

 

久しぶりにイタリアに行くと、まずは

ヒアリングに慣れなければなりません。

わたしが拙いイタリア語を話すのはもう

友人知人(お店の方も)に許していただくとして

ヒアリングだけは!1週間くらい過ぎてようやく

緊張状態から脱する感じなのです。

 

これはいかん・・・今がこれじゃあ

年々悪くなる一方なのでは?!ということで

イタリアのラジオを聴くことにいたしました。

なんて便利な時代でしょう、スマホアプリで

オンエア中のラジオが聴けてしまうのですね。

 

2月滞在中に通ったグスターヴォさんの工房では

いつもラジオが流れていて、耳に残っています。

グスターヴォさんとおなじ局「RadioBrunoFiorentina」

を見つけてさっそく視聴開始です。

ここは日本のAMラジオのような雰囲気です。

▲数え切れないほどあるラジオ局、その中から

「RadioBrunoFiorentina」を発見。

ニュースや宗教に特化した局もありました。

 

なにせフィレンツェのラジオ局ですので、

コマーシャルもスーパーマーケットの

週末のセールのご案内とか、かなりローカル。

それが面白く懐かしいのです。

 

もちろん聞き取れないことも多いですし

政治経済やニュースなど、単語から想像しかできません。

でもDJのおしゃべりなどは一緒に笑っちゃったり。

流行のイタリアンポップスやスラング(?)など

「今の生きたイタリア語」に触れています。

語学の本を見ながら唸っているより良いかも?

気が向いたら他の地方局、ヴェネツィアやローマの

放送も聞いてみようと思います。

方言やイントネーションの違いも聞けて面白そう。

つぎにいつイタリアに行くことができるか

今もって不明ですけれど、準備だけはしておきたい。

ヒアリングは大事だよ・・・と思っている毎日です。

 

 

気分転換はおしまい 12月07日

 

気分転換に作りはじめた小箱

古色を付けて完成しました。

 

 

デザインは額縁本「CorniciXV-XVIIIsecolo」

掲載されている16世紀末の額縁デザインから

拝借しました。

 

あいかわらず入れる物のあてはありません。

空の小箱ばかり作ってどうするの・・・ですが

まぁ楽しいですから良いかなぁ。なんて。

 

「works」ページ内「other」にアップいたしました。

どうぞご覧下さい。

 

 

Firenze 2020-11 12月03日

 

フィレンツェからローマへ遠征のつづきです。

アンティークフレームのギャラリー

「La Cornice Antica」を拝見したあと、

近所の額縁修復工房へ行くというカントさんの

お供をさせていただけることになりました。

 

ギャラリーから歩いて数分、大きなお屋敷の奥深く

こんなところに工房が?と思うような場所に

明るい中庭に面した額縁修復工房があるのでした。

 

▲「患者」の額縁が修復されて元気いなるのを待っている。

 

▲額縁にとどまらず、箔物の修復全般を請け負っている。

奥には小さなコリント式の美しい柱が!

 

▲パオラの工房と似た準備台にはやはり湯煎のお鍋缶。

前日はバレンタインデーだったからか、赤いハート型の

チョコレート箱を発見・・・フフフ。

 

▲いちど分解してからサイズを変えて組みなおす。

 

この工房のミルコさん(かわいいお名前だけど男性)も

カントさん同様にとても気さくな方で

なんでも見て良いよ、聞きたいことがあれば何でも答えるよ

と言ってくださったのには感動でした。

 

さっそく「これは何、あれはどうするの、それはどう使うの」

などと遠慮なく質問をして、写真も撮らせていただいた挙句

そそくさとメールアドレスも交換させていただき・・・

これで帰国後のひとり作業時に疑問や不安があっても

相談できる方ができて、心強いのです。

 

慣れ親しんだニカワや石膏、油性塗料の香りがする工房は

なんだかとてもよく知っている場所のようであり

置かれている額縁はまったくの別世界のようでもあり。

 

ああ、こんな工房でこんな額縁の仕事ができたらなぁ・・・

イタリアでイタリアの額縁を修復する生活、してみたいなぁ。

などと夢と想像(妄想)はぐんぐんと広がりました。

 

 

アレッサンドロ・アレッサンドリの息子 11月30日

 

今年はもしかしたら無いかもしれない

と思っていた「小さい絵展」ですが

無事に開催されるとのこと、ほっとしています。

毎年暮れの恒例行事ですから。

 

こうした「決まりごと」があるほうが

日々に目標や区切りがあって健康に過ごせるようです。

 

外出自粛期間中にのんびりと描いた模写

フィリッポ・リッピの「アレッサンドリ祭壇画

部分模写の額縁を作りました。

シンプルだけど、穏やかな表情に合っているかな

と思っています。

 

▲この青年はアレッサンドリ君。

彼の父親(アレッサンドロ・アレッサンドリ氏)が

この祭壇画の注文主で、自分と二人の息子を

祭壇画の中に登場させているのだそうです。

1440年頃の制作・・・600年近く前の作品。

 

展覧会については、改めてご案内させてください。