top » diario

diario

喜ぶ小箱たち 2月28日

 

こちらで何度かご紹介したことのあるアンティークショップ

atticさんで 小箱を扱っていただいています。

春を感じさせるような可愛らしいディスプレーで

小箱たちもなんだかウキウキとしています。

atticは小田急線の成城学園前からすぐ。

お近くにお出かけの際には ぜひお立ち寄り下さい。

attic-kobako

attic  http://www.attic-antiques.net

世田谷区成城6-16-4-2F

Tel / 03-5490-6601

11:00~19:00 火曜定休日

小田急線成城学園前駅 北口より徒歩2分

12年越しの完成を祝って 2月24日

 

篆刻を趣味にしている人の干支作品が

とうとう全て揃いました。

毎年ひとつずつ作り貯めて12年。

完成のお祝いに額に入れて飾ることにしました。

eto

何気ないシンプルな額縁を組み合わせてみました。

線刻の入った細い金と 作品の朱の組み合わせと

アンティーク風の仕上げは

相変わらずの和洋折衷です。

 

* 「works」ページ内「classical」にこちらの額縁をアップいたしました。

   どうぞご覧下さい。

.

教室を始めます 2月21日

 

4月から 額縁と黄金背景テンペラ画の製作の

講座を担当することになりました。

場所は東急田園都市線の市が尾駅からすぐです。

絵画額縁 美術研究所 アトリエ・ラピスにて 

毎週月曜日 13時30分から16時30分まで。

アトリエ・ラピスの主宰である筒井先生のご厚意で

お誘いいただき 機会を得ることが出来ました。

古典技法による額縁の製作や 

黄金背景テンペラ画の制作をご一緒しませんか?

ご自身で描かれた作品 お気に入りの作品にあわせて

すべてオリジナルの額縁を作ったり

テンペラ技法による模写やオリジナル作品制作の

お手伝いをいたします。

詳しい内容は アトリエ・ラピスのホームページ内

左上から「Atelier」をご覧いただくか

または KANESEI のホームページ内

右上の「contact」からご連絡下さい。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

 

絵画額縁 美術研究所 Atelier LAPIS

http://www.d6.dion.ne.jp/~tsui/

〒225-0024 横浜市青葉区市が尾1153-2-303

東急田園都市線 市が尾駅 徒歩2分

hp10

12の肖像画による12の物語 2月17日

 

これぞ究極の“絵本”でしょうか。

ルネッサンスからバロックにかけての時代に描かれた

名だたる画家の有名な肖像画作品をモチーフに

辻邦夫が創作した物語が綴られています。

tuji4

それぞれ6ページ程度の短い物語ですが

人間の心の闇のようなものをほんの数ページで表現してあり

どれも謎めいて恐ろしい 不思議な物語です。

読後にすこし考え込んでしまうような・・・。

 

下の写真はダ・ヴィンチ作「美しきフェロニエール」に

添えられた『狂い』という物語のページです。

tuji3

 

データ : 十二の肖像画による十二の物語

      著者 辻 邦夫

      株式会社文藝春秋

      昭和56年12月10日 初版第一刷

 

大正11年に その後 2月14日

 

先日ご紹介した 坂本繁二郎の作品に

付けられていた額縁の修復が終わりました。

http://www.kanesei.net/2011/01/31.html

長かった作業もどうにか終り 一段落です。

写真はそれぞれ上が修復前 下が修復後 です。

(色味が前後で変わっているのは 撮影技術の悪さが原因です・・・)

saka-sumi3

sakamoto-omote1

sakamoto-ura2

sakamoto-ura1

剥落止めをして 欠けていた装飾を復元し 補彩しました。

木枠の緩みも当て木で補強し 新しい木枠を足して

キャンバスが納まる高さにし トンボ金具も付けました。

「大正十一年」記載部分に木枠が架からないように

部分的に細くして取り付けることにしました。

裏板には無酸で紫外線カットのポリカーボネート板を使用。

カカリにはポリエステル素材のクッションをつける予定です。

 

この額縁が付けられている繁二郎の油画作品も

同時進行で修復作業がほどこされています。

http://tcstudio10.exblog.jp/15477678/ 

(Tokyo Conservation スタッフ・ブログ「修理屋の眼力」)

綺麗によみがえった作品同様 額縁も元気になって

また一緒に長い時間を過ごしてもらう事が出来そうです。

 

この額縁はまたいつか壊れてしまう時が来るでしょう。

願わくは 捨てられずに修復してもらえますように。

 

.

格子窓の風景 二つの月 2月10日

 

不思議なデザインの格子窓。

外の暗闇に浮かぶ満月が二つ・・・

いいえ 室内の照明が反射したのでした。

 

誰もいない静かな夜の格子窓。

myounitikan

 

.

Braşovの思い出 2月07日

 

カメラマンとして活躍している友人から

頂いたご注文で作った額縁は

とても楽しいデザインになりました。

彼女が旅で訪れたブラショフ(ポーランド)で

撮った一枚は トイレ(!)の写真でした。

入口でトイレットペーパーを売る娘さんを

青のトーンでまとめた可愛らしい作品です。

額縁にもトイレットペーパーや便座を模様に入れました。

白のライナーにレリーフで入れたペーパーが

銀の額縁本体までつづくデザインは彼女のアイディア。

見て下さった方がこの仕掛けに気付いて

驚いたり 喜んだりする姿を眺めるのも幸せ とのこと。

brasov-11

こんな楽しい額縁を作ることが出来たわたしも幸せです。

 

.

夕日の差して 山の端いと近こうなりたるに 2月03日

 

枕草子に「秋は夕暮」がありますが

冬の夕暮れ 黄昏時も美しい時間です。

山際に迫った夕日の 最後の光が見えるとき。

冷たい空気の中で輝く夕日は 

いつもよりすこし遠くに感じました。

tasokare2

 

.

 

.