diario
色褪せても なお 7月19日
たまにお邪魔する骨董店で出会った写真立。
上等でもなく 骨董とも言えない「古いもの」です。
でもその佇まいに惹かれて買うことにしました。
ぶつけて凹んで錆びて ガラスも汚れたまま
裏板に貼られた青い布もすでに色褪せて
それでもなお 見るほどに魅力を感じます。
古いもの 時間の経過が染み付いたものを
魅力的と思うか「役目を終えた物」と見向きもしないか
それぞれの人の感覚や気持ち次第ではありますが
わたしにとって時間を経たものは新しいものより
更に惹かれる厳然たる何かがあり これはもう
いかんともしがたいことなのです。