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鏡の中に誰がいる? ルーヴル美術館展 5月07日

 

国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展」に行きました。

休日だったこともあり大混雑!

louvre

この展覧会にはポスターになっているフェルメールとティツィアーノの他

レンブラント ムリーリョ シャルダンにコローと

名前を聞いただけで鼻息荒く駆けつけたくなる作品が出ています。

 

そしてやはり気になるのは額縁。

ティツィアーノ「鏡の前の女」には全面金箔に点の刻印打ちで

植物模様が入れられていたのですが

tiziano

画像はルーブル美術館展ホームページより ティツィアーノ 《鏡の前の女》 1515年頃 musée du Louvre

 

なにせ大きな額縁ですので作業量も多く

また刻印打ちを美しく仕上げるには箔置きからメノウ磨きは当日中

そして石膏地が程よく湿度が残っている状態で打ちたいところ。

おそらくこの額縁を作った工房では数人の職人が同時に

作業をしたのではないかと思います。

刻印の打ち方 また刻印自体も少しずつ違いが見られました。

細かく打つ人 おおらかに打つ人 また急いで打ったような跡。

この「鏡の前の女」の刻印打ちはのべ4人以上で行われた?

と観察しました。

これから展覧会にお出かけの方 ぜひ数えてみてください。

 

それにしても 女性の後ろに置かれた鏡は不思議です。

女性の顔に当たる光が入ってくる窓が見えます。

そして この絵を観ている私たちがいる(はずの)場所

あるいは作者のティツィアーノがいるはずの場所には何もない。

うす暗いなか 女性の白い背中だけが見えています。

鑑賞者もティツィアーノもいるはずのない プライベートな一場面。

鏡の中をもっとじっくり見てみたくなります。

 

展覧会ホームページ:http://www.ntv.co.jp/louvre2015/