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帆立貝のタベルナーコロ その5 4月11日

 

しばらくぶりの帆立貝報告です。

 

古典技法額縁制作のメインイベント(?)である

純金箔の水押しです。

今回はいつものように4号箔を使いました。

オリジナルはもっと赤味のある黄金色。

3号箔でも良かったかもしれません。

 

さてさて、箔を置きメノウ磨きを終えた額縁は

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ぴっかぴか。

お仏壇やお寺の伽藍を彷彿とさせます。

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彫刻の凹凸、奥まで輝かせるために

今回は金粉も少々使いました。

 

蛍光灯の下で観る純金箔の輝きはかなりの迫力です。

この額縁のオリジナルが作られたのは1500年代イタリア。

当時は蝋燭や松明の「炎」の揺らめきで観ていたはずです。

蛍光灯のような青白く広範囲を明るく照らす光では

彫刻を施し、純金箔を磨き上げた額縁の

本当の美しさは表現できないな、と

この写真を眺めてつくづく思ったところです。

完成した暁には、ぜひ燭台の横に置いてみよう。

 

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