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Atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2016年8月 №1 8月04日

 

小鳥の好きなMIさんがツバメのテンペラ模写を

完成させたのはしばらく前のことです。

どんな額縁にいれましょうか、悩んだ結果

「ぎゅっと詰まった濃い額縁」に決まりました。

額縁の本にあった金と彩色で装飾された額縁を作ります。

 

5月はじめ、金箔のミッショーネが終わり

(このミッショーネが一苦労でした!)

テンペラでの花、鳥などの彩色も完成間近になりました。

MI-tori (1)

箔の上に卵黄テンペラ絵の具は弾かれてしまうので

ほんの少しのオックスギャル(牛の胆汁液)を加えました。

この液は 界面活性剤の役をします。

 

今回は艶ありのラッカーで仕上げて古色はつけません。

額内側には濃紺のベルベットを貼りこんで、

ツバメの作品を額装して裏板を閉じて・・・

ドキドキワクワクの時間です。

MI-tori (3)

 

さぁできました!

ツバメのテンペラ模写は、背景がグラッフィートで

森やお城が描かれているのです。

(写真が悪くて恐縮です)

MI-tori (4)

B5ほどのサイズに納まったMIさんの世界が完成です。

物語を感じさせる素敵な作品を作って下さり

ありがとうございました!