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Firenze 2020-20 6月03日

 

さあ、満を持してやってきました

ピッティ宮殿内のパラティーナ美術館です。

日曜の午前は不定期な休館でがっかりでしたが

おかげでボーボリ庭園を独り占めできたので

それはそれで良かったとして。

この日も朝いちばんで乗り込みました。

 

入り口で荷物と身体検査をうけて入館。

(飛行機搭乗前のような感じ)

オーディオガイドを借りようと思ったら

一時的に休止中とのこと。

あら残念~でしたが、今思えば

コロナ感染拡大が確認されつつあり

蔓延防止措置が始まっていたのかもしれません。

 

まずはとにかく、拝見いたしましょう!

▲絵画も見ますが目が行くのは額縁

 

いわゆる「フィレンツェ・バロック」の

額縁がそこかしこに。

 

この美術館は後期ルネッサンス~バロックの

作品がメインで、ラファエロが有名どころ。

実はわたし、この時代の作品にも額縁にも

長らく興味があまり持てず

留学中もほとんど近寄らない美術館でした。

 

ですが2018年にこの本

「CORNICI DEI MEDICI 」を手に入れて

ひたすら眺めているうちに

どうにもこうにも実物が見たくなってしまった!

という訳です。

 

ものすごく独断的な表現ですが

彫刻模様のエッジが際立っていて

ニュルニュルした感じがして

むやみやたらに入り組んじゃって

ちょっと爬虫類や昆虫っぽいし

好きになれない・・・と思っていたのは

過去の話になりました。

▲でも昆虫風味はぬぐえない・・・

 

大変失礼いたしました。

やはり年月を経ると自分の経験が増えるぶん

好みも感覚も変われば変わるものですね。

 

うう~む!

これはいつかきっと、わたしも

ひとつ作ってみなければなるまいよ!と

志をひたすら高くしたのでした・・・。

達成はいつになるやら、ですけれど。