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金継ぎ習いましたけれども。 12月20日

 

ものすごく久しぶりに

金継ぎをしております。

お世話になっている人から

「お願いがあるんだけど・・・

前に金継ぎ習ってるって言ってたよね?」

と小皿を2枚、頼まれました。

 

安請け合いをしたのですが

金継ぎ教室に通ったのはもう5年も前。

改めて本を引っ張り出して復習し

本漆も数種類取り寄せました。

 

そして実は5年前に父から預かった

ぐい呑みも途中で止まっていて

これも終わらせなくちゃ、と焦る。

家族に「金継ぎ再開」を宣言しましたところ

母が「じゃあこれも・・・」と

出るわ出るわ欠けたり割れた食器が

押し入れの奥からぞろぞろ。

意を決して金継ぎを再開したわけでございます。

 

▲まずは父のぐい呑みに蒔絵をして「固め」作業。

奥の小皿は母のものです。

 

だけど、コツは忘れているし

本やプリントで復習しても、金継ぎは

絵画や額縁修復と同じでケースバイケース。

一筋縄ではいかん!のです。

 

▲翌日に蒔絵の金を磨いて完成です。お待たせしました・・・。

鯛牙の磨き棒もあるけれど今回は急ぎなのでメノウ棒で代用。

 

とにかく知人に頼まれたものだけは

完成させねばならぬ。

どうにかこうにか約束の期日までに

終了したのですけれど、我ながら

完成度が低すぎてがっかりしました。

 

せっかく再開宣言しましたし

漆も買い揃えました。

ここはひとつ真剣に取り組もうと

今日のところは思った次第・・・。