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Firenze 2023-2 食べた食べた4 10月26日

 

2023年1月~2月のフィレンツェ滞在記のつづきです。

サンタ・クローチェ地区の小さなアパートを借りて

疑似ひとり暮らし。


普段は家族と暮らしておりますので

料理をしても「ひとり分」がイマイチつかめません。

そしてイタリアのスーパーではパック売りのもの(野菜もお肉も)は

基本的に日本の商品より量が多い気がします。

 

さて、サンタンブロージョ市場へ繰り出して

ちりめんキャベツ、玉ねぎ、にんじんやロマネスコ、果物

美味しいバター、トスカーナ名産の塩なしパン等を買い込み

朝っぱらから晩ごはんを仕込みます。

市場の帰りにまたもやスーパーに立ち寄り

市場で買い忘れた鶏肉とスープストックも購入。

チキンスープを作りましょう。

 

▲包丁は前回までの滞在で凝りまして、

小さくて使い慣れた包丁を持って行きました。

 

上の写真のものはスープストックですが

日本では見たことのない濃縮ジュレ状。

普通のキューブタイプもありましたが試しにこちらを使ってみたら・・・

やっぱり美味しいのですね。

味がフレッシュと言うか柔らかいと言うか。

ビーフやチキン、野菜のみなど数種類ありました。

 

そしてこの鶏肉、「ずいぶん大きな手羽元だな!」と思っていましたが

骨付きのもも肉なのでした。

これまた日本の一般的なスーパーで売られている

骨なし開き状態では無くて、こんなところでも

「国が違えば・・・」を感じる。

 

 

骨付きもも肉、ロマネスコ、ちりめんキャベツの

外側の濃い緑の葉をグツグツ。

そして完成して喜んで、午後は額縁師匠のパオラの工房へ出かけたのでした。

 

 

さて。パオラとしゃべりにしゃべって

頭も口も耳も疲れて帰ってきましたが

もうご飯は出来ている幸せ。早速晩ごはんです。

冷えた白ワイン、マスカルポーネとゴルゴンゾーラのチーズセット

そして例のチキンスープ・・・ですが

キャベツの外側の葉を捨てずにケチったので

「これでもか」と煮込んでも微妙に硬い・・・。

いや、まぁ自分で作って自分ひとりで食べるので

硬いな!で終わるのです。

上の写真はサイズ感がおかしいとお思いでしょうけれど

このイチゴが巨大なのです。キウイフルーツくらい大きい。

 

 

そして寂しいのでテレビをお供にするのですが

選りによって(?)ベルルスコーニ氏が

わたしの晩ごはんにお付き合いくださいました。

 

この時1月末、ベルルスコーニ氏はこうして

お変わりなくテレビで話しておられましたが

今はもう鬼籍に入ってしまわれた。

人生はいつどうなるのか分かりません。

だから出来るときに出来るだけのことをしないと。

そして翌朝。

寝る前に仕込んでおいたトスカーナパンのフレンチトーストです。

一度作ってみたかったのです、塩なしパンのフレンチトースト。

美味しい無塩バターでジュワッと焼いて、はちみつ

(これはお手頃価格だった・・・微妙。)をのせて食べたのです。

うむ、美味しい。

でも思っていたのと何かが違う。

 

▲パウチに入ったはちみつ。使いやすい形でした。

 

ひとつまみのお塩が入った方が美味しいらしい・・・

フレンチトーストにも人生にも、お塩が無いと

引き締まらない。再確認でした。

 

つづく!!