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まだ空っぽ 11月15日

 

骨董店で素敵なものを見つけたとき

いつも思うことですが

「ここで会ったも何かのご縁。

もう2度とめぐり合うこともない。」

迷ったら買う・・・ということです。

(もちろん身の程にあった程度で!)

それが旅先の骨董店ならなおさら。

 

森のはずれの薄暗い骨董店は 入るのも少し

躊躇するような 物語に出そうなお店でした。

この小箱を見付けて・・・というか

わたしがこの小箱に見付けられて 呼び寄せられてしまって

遠く離れた場所から連れて帰ることにしました。

イギリスのタンブリッジという街で作られた小箱。

「タンブリッジ・ウェア」と呼ばれていて

箱根の寄木細工のような特産有名品だそうです。

この小箱は130×130×50mmのサイズ。

象嵌と寄木と とても細かな細工がしてあります。

イタリア留学中 この象嵌細工の練習もしましたが

糸鋸で切り抜く作業の難しかったことを思い出します。

この細かさ・・・職人の技が光っています。

なのに数千円の価格が付いていたのですから

作った職人さんの苦労を考えると申し訳ないような値段でした。

中に何をしまおうか まだ決まりません。

なにか大切なものを入れたいと思います。