diario
するべきか せざるべきか それが問題だ 9月16日
修復するときに いつも思うこと。
それは「するべきか せざるべきか」です。
この傷をどの程度まで直すか? または
この傷は直さず残したほうが良いのではないか?
塗るか塗らないか?
亀裂を埋めるか埋めないか?
土台の木地のぐらつきを止めたり
錆びた金具の交換等は迷う必要はありませんが
表の装飾の色 経年で出来た傷などの補修は
作品とのバランスが取れていることが一番です。
古い絵にピカピカにした額縁は合いませんから。
センスと経験と・・・
額縁の修復を続ける限り 続く悩みです。
修復前
修復後