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ギッシリでスッキリ 9月10日

 

ふだん、全面純金箔で装飾もフルに入った額縁の

ご注文をいただく機会はそんなにありません。

ですが、atelier LAPIS の額縁教室では

古典技法らしいクラシックな額縁制作が人気ですので

複数の技法を盛り込んで、全面を箔で覆い、

強めの古色仕上げを指導する機会が多いのです。

楽しそうな生徒さんがうらやましくて、

わたしも古典技法らしい額縁を作りたい!との欲求がムラムラでした。

 

仕事の合間にガサゴソと、小さな額縁を作りました。

ギッシリ装飾を詰め込んで、思う存分たたいて汚してボロボロ風味。

石膏盛り上げ装飾も角も欠けて、箔もだいぶ磨りました。

家族は「さっきまで金でピカピカだったのに!」と不満気ですが

良いのです、だってこれが作りたかったのですもの。

「the 古典技法でボロボロ風味」な額縁を作ることができてスッキリ!

フィレンツェの修業時代を思い出しつつの気分転換でした。

16-2.2015

「works」内「classical」にこちらの額縁をアップいたしました。

どうぞご覧下さい。