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逢えなかった姫君 レオナルド×ミケランジェロ展 9月11日

 

おととい、庭の銀木犀が咲き始めました。

朝、窓を開けるととても良い香り。

秋のはじまりです。

 

三菱一号館美術館で開催されている展覧会

「レオナルド×ミケランジェロ展」に行きました。

なにせ二人の作品は繰り返し本で見ていますので

すでに見慣れた・・・と言っては大げさですけれど

慣れ親しんだ気持ちがあります。

 

それでもやはり、当然ながら

実物の線、陰影、ハイライト、すべてが想像以上に美しく

オーラと言いますか迫力が迫ってくるのでした。

 

レオナルドのデッサン「少女の頭部」

大きいと思ってたのに、はがきサイズ程度で小さい!

これまた驚きました。

ミケランジェロのデッサンも、太い線の力強い作品

という印象が強かったのですが、細く優美な線の作品もあって

内心大興奮しながら見ていました。

近づき過ぎて係の方に注意されてしまい、お恥ずかしい。

 

唯一残念だったのがレオナルドの「美しき姫君」の出品が

取りやめになったとかで見ることが叶いませんでした。

数年前に「真筆であろう」とニュースになった作品で

とても楽しみにしていたのですけれど・・・

まだ真筆の確定(?)がされていない等、色々あるのでしょう。

 

面白かったのは、デッサンの作品がかなり分厚い

箱のような額縁に納められていたことです。

おそらく今回の展覧会のために作られていて

オリジナルの額縁を日本で更に箱型の額縁に納めて

紫外線カットはもちろん湿度も保てる仕掛けをして

大切に大切に展示されたのでしょう。

内部がどうなっているのかとても気になりました。

 

レオナルドもミケランジェロも

天才として生まれた上に、たいへんな努力もしたはずです。

そんなイタリア人ふたりの作品に触れて

すこし心がピリッとしつつ、ウットリした一日でした。

9月24日までの開催です。ぜひお出かけください。

三菱一号館美術館

「レオナルド×ミケランジェロ展」

2017年6月17日(土)~9月24日(日)

10:00~18:00 月曜休館(但し、祝日は開館)

岐阜市歴史博物館で10月より開催