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久しぶりの金継ぎ 全然ちがう 12月04日

 

友人から預かっている朱塗りのお盃の

金継ぎをしております。

ずいぶん前にお預かりしたのですが

お正月も近づきそろそろタイムリミットです。

とても久しぶりなので、金継ぎ稽古時に頂いた

プリントを見直したりと心もそぞろ。

金継ぎ稽古では陶器や磁器の焼物ばかりを

直していましたので漆器の作業は初めてです。

 

いざ始めてみたら、当然ながら漆器金継ぎは全く違います。

なんと言っても、硬い磁器は研げるけれど漆器は傷になる。

わたしの持っている金継ぎ用の磨き棒では磨けないし

コンパウンドを使ってみる勇気もない。

手袋をしていると指先が漆に触って

他の部分を汚してしまっても気づきにくかったり。

マスキングすれば良かったと気づいても後の祭り!

焼物より数倍難しいのでした。

うーむ、安請け合いしてしまいましたが 後悔先に立たず

とにかく出来る範囲で。

こわいよーこわいよーと思いながら直すと

器に「こわいよ」が染み込みそうなので

なるようになる、で参ります。

いやはや。なんとも。

 

なんてブツブツ言っていますけれど

やっぱり金継ぎは楽しいです。

自宅のひとり趣味として再開しようとたくらんでいます。