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額縁の作り方 番外 避けて通れぬ刃物研ぎ 3月19日

 

週末に、まとめて刃物研ぎ。

今日は彫刻刀を12本研ぎました。

 

atelier LAPIS の生徒さんの中にも

最近は彫刻刀をご自分で揃える方が

増えてきました。

自分の彫刻刀を持つからには

手入れも自分でしたいもの。

でも「研いでも余計に切れなくなる」

なんてお話もちらほら聞きます。

切れない刃物は怪我につながりますから

これはよろしくない。

 

そうですね、彫刻刀ふくめ刃物を

砥石で研ぐには練習が必要です。

研いでも切れない理由は、

刃物を砥石に当てる角度が合っていない

また前後させるときに角度がぶれてしまうこと。

恐々やって、必要な力が伝わっていないかもしれません。

砥石も粗いものから極細かいものまであるので

粗、中、細と3種類はあると良いでしょう。

刃こぼれしていないなら中と細があれば大丈夫。

 

彫刻刀を持ったらわきを締めて、ゆっくりと。

すこし研いだら刃先を良く見て

どの部分が砥石に当たっていたか確認します。

なるべく一定のスピードと力加減で

少しずつあてる場所をずらしていきます。

(これはわたしのやり方ですけれど。)

 

・・・と言うは易し。

でも練習すればきっと出来るようになります。

最初は上手くいかなくても、

砥石に当たる刃物をよく見て観察して

すこしずつ動きを改善させましょう。

自分の道具を上手に手入れできると

ちょっとした達成感も湧いて、

制作ももっとスムーズにはかどり、

そして楽しくなりますよ。