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祭壇型額縁を作る1 egg&dart 下描き 10月25日

 

今回の祭壇型額縁は、上部と下部の2か所に

帯状に彫刻装飾が入ります。

まずはこの彫刻から作業開始です。

 

デザインは egg&dart という古典的なもの。

まるい卵と尖った矢が交互に並ぶデザインです。


「CARVING ARCHITECTURAL DETAIL IN WOOD」より

 

いにしえのギリシャ神殿にも使われているような

いわばオーソドックスなデザインですが

それだけにバリエーションも沢山あります。

 

今回の egg&dart は2cm幅の半カマボコ形の竿に

入れますので比較的小さくシンプルです。

竿に下描きをしますが、この方法はそれぞれ。

コンパスで目安を手早く入れるだけの人もいれば、

金属板で型をつくる方法も本に紹介されています。

「CARVING ARCHITECTURAL DETAIL IN WOOD」より

 

わたしはというと、定規で目安を入れたあと

トレーシングペーパーで下描きをつくって

カーボン紙で転写する、という

面倒かつ無駄の多い(と思われる)方法です。

結局のところ、慣れて好きな方法が安心。

・・・というだけのことなのです。

 

なにはともあれ次、彫刻刀で彫ります。