diario
それは君が考える必要ないよ 5月06日
またしても小箱の話・・・
なのですけれど
「ああ、そうだなぁ」と
つくづく思ったことの話。
小箱を作りはじめたころ
昔から額縁でお世話になっている方に
「いまこんなものを作っております・・・」
と相談に乗って頂いたことがあります。
とはいえ、仕事ついでに気軽に
「見てみて~ちょっとかわいいでしょ」
なんて感じでもあったのですが。
▲小箱の内側には布を貼っています。
大切なものを入れてもできるだけ安全なように。
この小箱たちを売り出すにあたって
形もサイズもさまざまだけど
いったい何を入れるために売るか?
どうやって買っていただく??
おすすめの使い方はあるかな???
・・・と考えていたのですが
その方いわく
「入れるものを君が考える必要はないよ。
買った人が入れたいものを入れるのだから。
思いもよらない素敵な使い方をする人が
いるはずだよ。」
目からうろこが落ちました。
そりゃそうだ。
空の箱を売るのですから
入れる物を指定する必要は全くない。
▲こんな長細い小箱ですが
なにか素敵なものを入れていただきたいのです。
とかく視野が狭くなるわたしです。
この頂いたひとことで、なんだか
こころがぽわ~んと軽くなりました。