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性格が出る 1月31日

 

ご注文いただいた額縁制作の他に

自分のために作りたい額縁も作ります。

本を見ていて「これ作ってみたい!」

と言うこともあれば、木地があって

「この木地を生かすにはどうする?」

という場合もあります。

いま準備しているのは、ずいぶん前に

手に入れた木地です。

 

▲本を観てデザインを真似してみる。

おおよそこんな感じ・・・おおよそね。

 

トレーシングペーパーに型紙を起こして

カーボン紙で木地に写すのですが

これは本当に性格が出る作業だと思います。

わたしの場合、配分や間隔も目分量

行き当たりばったり「こんな感じ」です。

写すのもブレブレ、隙間が広かったり狭かったり。

でもいざ制作を開始すれば下描きは目安ですので

彫刻刀のサイズに合わせてアレンジしつつ彫り進めます。

ここからも、わたしの行き当たりばったりな

性格があふれ出していると思われます。

 

アトリエLAPISの生徒さんの中には

きっちりとデザイン画を起こして

ミリ単位で採寸してから写す方もいれば

海外の額縁彫刻の職人さんなどは

彫刻刀を入れる場所の目安のみ、点などで

入れるだけ、という方も。

要は自分が分かっていれば良いのです。

 

わたしがいちいち(とは言え適当に)

模様をすべ描き入れるのは、この時点で

なんとなく完成図が見えて楽しいこと、

だけど気が変わって変更しても可能な程度に

きっちり決めすぎない猶予を入れておくこと

そんな感じでやっております。