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貴婦人と一角獣 6月24日

 

いま 六本木の国立新美術館で特別展

「貴婦人と一角獣」展が開催されています。

開始前からチラシを眺め 駅のポスターを眺め

心待ちにしていた展覧会です。

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この展覧会のメインは 6枚1組のタピスリー。

15世紀末に作られたとされるこれらタピスリーについては

わたしが説明するまでもないことなので省きますが

展覧会場の広い部屋に揃って展示されており

美しさも厳かさも そして迫力を堪能するためにも

とても配慮されています。

タピスリーに囲まれてうっとり至福の時間を過ごせました。

 

今回の展覧会で一角獣をはじめてじっくり観ました。

あの想像上の生き物はいままで「角の生えた馬」の形と

思い込んでいたのですが 違うのですね。

蹄が割れて顎髭があって 大きい白ヤギのような?

もちろん想像上の生き物ですから理由は必要ありませんが

でも「なぜヤギを原型にしたのだろう」という

単純な疑問が湧きました。

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一角獣には善悪両方の寓意があるそうです。

そこから「ヤギであること」の理由も見えて来るのでしょうか。

とても気になります。

 

貴婦人と一角獣展

東京・新国立美術館 7月15日まで

大阪・国立国際美術館 7月27日~10月20日

http://www.lady-unicorn.jp/