diario
箱根へ 1 -岡田美術館- 5月05日
連休が始まる前 まだ混雑する前に・・・と
箱根へ行きました。
目指すは小涌谷 岡田美術館です。
2013年秋に開館したばかりで 規模の大きさや
個人の収集による所蔵品がメインということもあり
メディアで話題になりました。
今回のわたしの目的は 現在開催中の展覧会特別展示
「再発見 歌麿『深川の雪』」を拝見することでした。
幸運にも岡田美術館副館長から この「深川の雪」を
発見した当時のことから鑑定 収蔵 修復を経て
展示に至るまでのお話を聞かせて頂きました。
「深川の雪」が海外へ流出する危機を乗り越え
様々な困難を経てようやく今 わたしたちの目の前に
美しい姿で展示されていると知りました。
そのお話を伺った後に観る「深川の雪」に対する
感慨はひとしおでした。
岡田美術館:http://www.okada-museum.com/exhibition/
ずっと長い間行方が知れなかった「深川の雪」。
ある場所で箱に入れられて眠っていたこの作品を
様々なヒントから「これぞ幻の作品だ」と見極めた瞬間の
興奮と感動 そして喜びはいかばかりだったでしょう。
このような経験をできる人は世界でもほんの一握り。
それにしても・・・
人生に「幸運」も「偶然」もあるのは確かだけれど
それを掴めるか生かせるかは 個人がいかに
アンテナを高くあげ 準備を整えて待ち構えるか。
すべてはそこにかかっているのだと改めて思いました。
アンテナを人より高く上げるには
精神力 体力 知力 対人力 ありとあらゆる準備が必要です。
そして「自分はきっと出来る」という過信ではない自信も必要。
万端整えるのは難しいけれど
自分でできるだけの準備はしなければ。