top » diario

diario

金箔を使った額縁の古色強弱 9月04日

 

KANESEIでつくる純金箔を使った額縁は

ほとんどが古色(アンティーク風)仕上げです。

金箔を水押しで貼り メノウ棒で磨き上げると

まるで金塊のようなツヤピカになります。

「純金の輝きを楽しむ」という目的があるなら別ですが

金の強い輝きが似合う作品は稀ですし 日本の風土にもしっくりこない・・・

そしてなにより わたし自身が古色を付けた金の風合いが好き

ということが一番の理由かもしれません。

boro2014

上の写真 2点の額縁の古色の強弱比較。

左の額縁は古色というよりも 半分壊しかけのようですが

打ちっぱなしや凹凸のある壁 または古民家の柱などを背景に

鏡を入れたり 木口木版のような緻密な作品にいかがでしょうか。

もうひとつの額縁は 少しの磨り出しと薄いワックスで終えました。

まっしろな漆喰の壁 またはクロスの壁にも違和感ありません。

デッサンやパステル画など あるいは展覧会で買った絵葉書でも。

どちらもそれぞれ お好み次第です。