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Atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2018年3月№2 3月28日

 

LAPIS自慢の桜の借景が楽しい

春がやって来ました。


そして、約2年半をかけて制作したMAさんの

額縁と古典技法見本板8枚が完成しました。


額縁制作会社にお勤めで日々額縁木地を

作っておられるMAさんですので、

手先はとても器用、そして根気と集中力は

さすがです。

 

はじめて古典技法で、2015年の秋から

まずは額縁つくりから開始しました。


そして様々な技法を小さな1枚の板に作って

いわば「古典技法サンプル」が完成しました。

一通りの技法を経験して、好きな技法も見つかりました。

 

卵黄テンペラでクリヴェッリの部分模写、

大理石模様のフォーフィニッシュ、

水性モルデンテ(箔用糊)でミッショーネ、

卵黄テンペラでグラッフィート。

箔の上に絵具を塗って、絵具層を削って模様を描きます。

などなど8種類すべて違う見本板を作りました。

 

長い時間がかかり完成した姿を見て

達成感は言わずもがな、ですね。

お勤め先の社長もとてもお喜びだそうで

しばらく会社に飾られるとか。

 

MAさん、すばらしい作品を完成させてくださり

ありがとうございました。

今回見つかったお好きな技法を駆使して

素敵な古典技法額縁をぜひ制作してください!

 

古典技法の額縁制作と箔の技法

卵黄テンペラ画教室

Atelier LAPIS