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Atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2017年1月№2 1月19日

 

Iさんの額縁は2016年最後のレッスンで

かけこみ完成しました。

月に一度いらっしゃるIさんですので

ゆっくりペースではありますが、確実に

額縁制作の技術は進歩しています。

 

木地にボローニャ石膏をぬり磨き、

アクリルグアッシュで濃いピンクに彩色してから

刻印をひとつひとつ打ち込みました。

ishia

刻印が終わったら、上にクリーム色をうっすらかけて

刻印の点に色が残るように拭き仕上げました。

ishib

中に納めた作品は、他のお教室で制作なさったモザイク。

ishic

石のピンクやグレーベージュと色味がぴったり。

そして黒と辛子色がぴりりと効いています。

うう~む、かわいい!優しい雰囲気で素敵です。

 

LAPISの生徒さんそれぞれに心のこもった作品を

作りつづけて下さり、わたしはそのつど

おこがましいことですが「教える喜び」を噛みしめています。

(指導と言うより、伴走している感覚。)

生徒さんそれぞれにおおきな個性があって、

完成した瞬間にわたしが感じる感動もまたそれぞれです。

今回はIさんの作品(刺繍やモザイク)を納めた喜びに加えて

「世界を完結できた」喜び、その瞬間に立ち会えた喜び、

お手伝いできた喜び、そしてわたしの経験にもなっている喜び・・・

様々な嬉しい気持ちでいっぱいです。

Iさん、ありがとうございます。

次はお父様への贈り物の額縁制作とのこと。

わたしもお手伝いできることを楽しみにしています。