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歌会始と選ばれた言葉 1月15日

 

2018年の歌会始、お題は「語」でした。

ふーむ、2016年の「人」2017年の「野」より

すこし難しそうなお題です。

 

選ばれた方々の歌が発表されたあと、

アナウンサーが歌の背景などを解説します。

その内容を聞いて、わたしが同じ心境あるいは

光景を見たり感じたとき、どう詠むだろう、

どの言葉をどのように並べるか。

考えます。

「歌」とするからには、普段使いの言葉も良いけれど

もうすこし、なにか・・・。

 

おなじ気持を表すにも、言葉ひとつで

心に響くかどうかが決まってしまうのですね。

分かりきっていることだけれど難しい。

わたしが日々なにげなく使っている言葉も

相手に気持ちよく伝わっているのだろうか。

 

 

皇后さまの御歌は、たったこれだけの言葉から

100倍くらいのことを表現されているような

ふわぁっとした暖かさと思いやりを感じます。

 

日本語は奥深く美しい。

日本語に対する感覚を、もっと大切に

研いでいきたいと思った朝でした。

 

来年のお題は「光」、明るい歌が多くなりそうです。