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大丈夫、それはまだここにあるよ 1月29日

 

なにが自分に起こったのか、

いいえ、きっと普通のことなのでしょうけれど

突然に荷物を減らしたい衝動にかられています。

いままで1度の引っ越しと1度の留学による

荷物整理を経験してはいるのですが

子どもの頃のものもそのまま箱に詰めて

押し入れの奥だとかタンスの上に追いやって、

クローゼットも本棚も現在と過去が入り乱れ。

よくあるパターン「要らない物に占領されて

いま必要なものを片づける場所が無い」になっています。

恥ずかしながらわたしは自他ともに認める

「捨てられない」タイプ。

でもそろそろどうにかせねばなりません。

 

もう聞かないCD、読まない本やマンガ

見ないDVDをまとめてみたら段ボールに3箱も。

買取サービスにお願いすることにしました。

二束三文にさえならないかもしれませんが

1度は欲しいと思って買ったもの、

自分でゴミに出すのも忍びないのです。

もしどこかに欲しいと思ってくれる方がいれば

と一縷の望みをかけて(大げさ)送り出します。

大学時代に通学でつかった思い出深いバッグも

2回しか着ていないけれど古くなったワンピースも

諸々たくさん、リサイクルに出す整理をして

お別れの準備ができました。

古い化粧品や空き箱(これぞ無駄中の無駄)も

分別してじゃんじゃん追い出してみたら

思った以上に大きなスペースが空いたようです。

 

でも、本当に二度と使わないもの

--幼稚園時代に集めたガラスのミニチュア動物や

上手に編めたセーター、イタリア語で書かれた

スペインガイドブックとか--は

またもとの暗い場所に押し込めたのでした。

いつか手放せるときが来るかしら。

きっと来ないのだろうなぁ・・・。

 

ひとそれぞれと思いますが、わたしにとって

使わない=必要ない、ではないのですもの。

使わないけれど、それがまだ手元にあるという

安心感のようなもの、とでも言うのでしょうか。

最後まで手放せないのは「思い出」なのですね。

そんな思い出があるのは幸せなことなのだろう

と思っています。