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鎌倉へ それでもやっぱり 1月05日

 

2016年12月29日もまた、鎌倉の八幡様へお参りに行きました。

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長らく工事が続いていた若宮大路の段蔓が完成して

真っ白な石灯籠とお正月準備の日の丸が並んで美しい風景です。

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今年はまだ初詣客用の整備が準備中で

「謹賀新年」(「新春」だったかな?)の看板や

参道の屋台準備もあまり出ていませんでした。

でもお参りする人たちの笑顔にはもう

新年を迎える嬉しさが感じられます。

 

小町通りの様子は・・・

派手な居酒屋と謎な雑貨店、鎌倉に関係の無い食品店が目立ち、

薄いレンタル着物を着た子供たち(大学生くらいでしょうか)が

はしゃぎながらクレープ、コロッケを食べ歩く道になっていました。

レストラン「コアンドル」は早々に連休に入っているし

昨年に天使の本を買った古書店「藝林荘」は閉店の片づけ中。

もうダメかもしれない。

鎌倉に来るのが辛いかもしれない。

 

いつもの古い骨董店の静かな店内でお店の方とおしゃべりして、

「なかむら庵」でおそばを頂いて、なんとか元気を回復しました。

 

最後に行った由比ヶ浜は、強風でした。

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頭を下げないと前に進めません。

寒風で耳が痛い。飛んでくる砂で頬が痛い。

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藝林荘閉店のショックを引きずっていましたが

それはそれ。終わりが来るのも仕方のないこと。

「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす」

鎌倉で平家物語の冒頭を思い出しました。

・・・ちょっと大げさですね。

 

帰りの車窓。

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岬の向こうに見えるのは、もしかして?!

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いつも変わらず美しい、富士山の姿。

そうしてやっぱり、また2017年の暮にも鎌倉に、

由比ヶ浜に来る、と決めました。