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フィレンツェのマエストロたち 11月16日

 

職人を訪ねる本をご紹介するのは これで3冊目になりました。

わたしが知らないだけで きっとまだ沢山の本があるのでしょう。

ヨーロッパの職人の考え方生き方に興味を持つ方が

それだけ多いと言うことの表れですね。

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今日ご紹介する「フィレンツェの職人(マエストロ)たち」では

それぞれの職人の様子を紹介しながらも

フィレンツェの街で暮らす「職人」の歴史と現状も書かれています。

第2次大戦後や1966年の大洪水によって職人工房のあり方も変わったとか。

また職人は決して儲かる仕事ではなく 後継者を探すのも一苦労・・・

というのは日本でもよく耳にすることです。

それでもやはり職人仕事には独特の魅力があり

また地道にコツコツと作業を進める仕事の様子は

人が行う「仕事」としての原点を見るように思います。

 

わたしも「額縁職人」として 地に足を着け生きて行きたい。

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データ : 「フィレンツェの職人(マエストロ)たち」

      著者 朽見行雄 

      JTB日本交通公社出版事業局

      1993年12月1日 第1刷発行