diario
模写を通して見えてくるもの 11月18日
毎年晩秋になると 額縁製作と平行してテンペラ画を描いています。
敬愛するルネッサンス時代の画家たちの作品を小さく模写して
12月に開かれる展覧会(即売会でもある)に出品するためです。
「模写を繰り返しても 描写の技術は上がらない」と言う考え方もあれば
「模写は絵画技法習得の全ての基本だから必要」と考える人もいる・・・
どちらが正しいか分りません。正解は無いのかもしれません。
でもこうして巨匠達の作品を当時の技法で模写し 追体験することによって
絵画作品を理解し 自分なりの考えを持って鑑賞できる
大きな手助けのひとつになっているようです。